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2001年03月13日(火) ママのエネルギーの使い方

ネット徘徊中に、子役モデル(チャイドルっていうの?)を持つ母親が作るページに迷い込んだ。なんかすんげーんである。根性というか気合の入り方が。文字通りオムツの取れないうちから赤ちゃんモデルとしていろんなポスターや育児雑誌に出ていて、妹が生まれたら妹にも同じ道を歩ませており、ページには日々の様子やメディアに載せるための工夫、掲載ポスターや記事の画像などが詳細に載っている。一家は都内高級住宅街に住んでいて裕福らしい。生活の為に子供に仕事をさせるのではなく、手間と暇をかけて子供を磨きたて、それでモデル業に反映させているようだ。ここまでくると天晴れというしかない。

もともとは自分の子供をみんなに見せたい、子供にとって記念にしたいという動機らしく、ページのそこここに「3歳の記念になったかな?」とか「大人になっても覚えていてくれるかな?」とかいう記述が出てくる。うーむ、やたらと記念が多いような気もするのだが、チャンスの尻尾は全て掴む、という感じである。育児雑誌の読者モデル以外にも「おかあさんといっしょ」などの子供番組やちょっとした写真投稿コーナーにも積極的に応募、ついでに当のお母さんもはなまるマーケット(朝の奥様向け情報番組)のクイズコーナーに出演したりして、その他にも懸賞によく応募しているようだし、徹底的に出たがり&マメな人なのだ。赤ちゃんのモデルだとお母さんも一緒に抱っこして映ることが多いようなので、そういう点でもこの人の出たがり欲は満たされているのだろう。自分がモデルを夢見てかなわなかった場合、こうやって子供をダシにモデル疑似体験するのもまた一つ方法かも知れない。

それにしてもそれを逐一Webページに載せてしまうところがすごいと思う。モデルとして顔と名前が世間に出ているので、個人情報を今更伏せても仕方ないのだが、ページでも実名、写真、生年月日などのプロフィール、プレイゾーンとして実在の公園名が出てくるので、大丈夫かなと思ってしまう。いずれにしても彼女のページは同じチャイドルママを目指す仲間うちでは燦然と輝く存在であるらしく、掲示板には相談事がバンバン寄せられていて、またそれにいちいち詳しく答えている彼女であった。彼女に触発されて子供のページを開設する人も多く、中にはモデルとしての実績も殆どないのに、華々しく掲載雑誌のコーナーや掲示板、日記などを取り揃えている人がいたりして笑える。しかもデジカメもスキャナも未調達らしく画像はない。ちなみにその人のプロフィールによると「2歳上の旦那さん」は私より一回り下。若さゆえのエネルギーかね…。


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