2001年09月22日(土) |
そうめん会議の後日 vol.4 スターダム |
マチャアキからつゆを買い付けた私は機が熟すまで待つことにした。
次のそうめん会議では必ず我がFTコーポレーションは勝利するはずだ。 このつゆさえあれば。 そして、私は一気にスターダムにのし上がるのだ。
ナガサワが羨望の眼差しで見るようになるのも簡単に想像できた。 しかも今の彼はシャンプー無しだ。 ただリンスよりたちが悪いのだ。 私の相手になるわけがない。
しかし、シャンプー抜きで生気が無い彼を見ると可愛そうになってくる。 だが私には何もできんのだ。 シャンプーの入っていないリンスインシャンプーなんて誰が好んで使うというのだ。
ともあれナガサワより先に私がブロードウェイに立つのだ。 正気を抜かれた今のナガサワに答えるにはそれが一番なのだ。 ぐずぐずして傷をなめあっても意味は無い。
私はそう勝手に解釈し自分を納得させて、マチャアキから奪取したつゆを握り締めた。
自分を納得させる事に関しては私は誰にも負けない。 これは小学校時代から解っていた事であるけれども。
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