いつもの日記

2001年09月21日(金) そうめん会議の後日 vol.3 マチャアキ

マチャアキは甲羅も背負っていたし、彼の目は既に遠くを見ていたんだ。
もうそれは現世じゃなかったさ。
あの眼を今でも思い出すとゾクッてするんだ。
なんだか何もかも見透かされているって気がしてね。

マチャアキは言ってたよ。

「私はチューボーですよやアルアルとかやってるけど実際はやりたい仕事じゃないんだ」
彼は目に涙を浮かべて言ってたさ。
演技かもしれないけど俺は信じたいね。

「私は今まで誰かに与えられて仕事をやってきたに過ぎないんだ。」
そうなんだ。って思った。
かもしれないとも思ったね。

「だからこの半年は何にも捕らわれず、自分の意志で生きたいんだ」
ちょっと感動したよ。
ピリリときたよ。
ワサビや辛子みたいに。

この辺がチュ-ボーですよの料理長なんだなって思ったね。


かなり話はそれてしまったが、そうめんのつゆは手に入れることができた。

実のところそのつゆを持っているのはマチャアキだったからだ。

その事は初めから解っていた。
そうでなければ私が1時間も抗議の電話をする訳はないのだ。


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