2001年08月24日(金) |
マンションと石塀との隙間 |
今日も快晴である。 起きたのは10時であるからしてそれから散歩。 散歩というとチンタラ歩くイメージがあるからウォーキングとしておこう。
今日は北に向けて歩を進める。 私の家の北にはR171が走っている。 そしてすぐそばにそれと府道14号線と交わるところに茨木ICがある。 そのICの周りにはラブホが沢山ある。 なぜだかは不明だが、ICとラブホは切っても切れない仲だというのが彼の理論らしい。 散歩中だからそんなおじさんの言うことにはついて行けない。 すまぬ。
せっかく歩くのだから知らないところを歩いてみたい。 探求心・好奇心が旺盛なのだ私は。 しかし知らないところを歩くと行き止まりに遭遇する確立も高い。 この日も行き止まりっぽいところに遭遇してしまった。 退き返そうかと思ったが、また同じ道を帰るのも釈由美子。 思いきり攻めてみた。
予想通り確かに行き止まり。 でも退き返したくはなかった。 だから突き当たりのマンションの駐車場を抜けた。 マンションに隣接した一般の家の石壁とマンションには幅50cmほどの空間があった。 充分に人が通れるだけの空間であった。 その空間はマンションで太陽の影になっていて長細い闇を形成していた。 その闇は40mほどで終わってその先には光が指し車が通りすぎていくのが見えた。 私はイケルと思った。。 いや、行かねばならぬと思い直した。 学校の頃にやったかくれんぼのように慎重にその闇を進んでいった。 ミキヒト君に鍛えられたお陰でこういうのは得意なほうなのだ。 かくれんぼがこんなときに役に立つとはな。 私はほくそえみながらその闇をくぐった。 40mの闇から開放され光の中に再び立った時は自分の見とおしの良さを自分で褒めた。
しかし冷静になって考えてみた。 23歳にもなってこんな時間にこんな隙間をかいくぐっている自分って何者なんだろうか? と疑問に思った。 その反面、私と同じように、23歳でありながら、 こんな時間にこんな隙間をかいくぐっている奴は世界に一人は居るだろう。 と勝手に思い込んで、そういう人達に共感を投げかけた。
こんなこと好きでやってる訳じゃないよね。 せねばならなかったんだよね。君らの気持ち解るよ。 と私は言った。
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