2001年08月09日(木) |
チューブがミリオンセラー |
私はいつものようにレジを打っていた。なぜならコンビニでバイトをしているからである。
コンビニバイトの仕事の約60%はこの作業と言っても過言ではない。 お客様が持ってきた商品からいち早くバーコードを発見し、 それをセンサーに読ませねばならない。 それによるタイムロスがあっては、お客様と店員との信頼問題に繋がるからこちらは必死だ。 こちらがそのような気持ちでいることは、 早朝からアイスクリームを買いに来るカップルなどは知る由も無いだろう。 ほんとにいい気なもんだ。
私はこういう客には少し無愛想になってしまう。 だから、もしあなたがカップルに無愛想になっている店員をコンビニで見かけたら、 それは私かも知れないと疑って掛かってもよいだろう。
もしもその店員が私なら、あなたは「日記みてますよ。応援してます」 とアプロって良いだろうし、遠くからチラチラ観察しても良いだろうし、 はたまた「ロッピーの使い方が解らないんですよ。教えてガリレオ」 とか言って、私をレジから引っ張り出して、 自分の真横でロッピーの使い方を吐息の掛かる距離で伝授してもらってもよいだろう。 「教えてチョンマゲ」と言った方は、ごめんやけど教えられません。むろん理由は聞くな。
君が私だと疑ったのならどんな方法でもよろしい。何かアクションは起こせるはず。
それがコンビニ。まさにコンビニエンス。やっぱりコンビニでやんす。
そういうものだ。
しかしながら、君が「この店員は私かもしれない」と疑ったしても、 それは必ずしも私とは限らない。 っていうより、それが私でない確率は、 このさきチューブがミリオンセラーを記録する確立より低いだろう。
疑わしきは罰せず。昔の人は巧く言ったものだ。
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