昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年03月24日(金) 追憶

急転直下、昨日のよくない知らせがよい知らせとなって飛び込んできた。誠意をもってコツコツやっていれば何とかなるかな、と思って臨んでいたことが、実を結んでうれしかった。これで、まわりのいく人かを安心させることができる。
まあ、これからもボチボチやりたい。

その電話がかかってきた時、わたしは甲子園の外野席にいた。人生の壁にぶちあたりすぎてあちこちに痣ができそうで、もうこれは野球しかないなあ、と思ってでかけた。昔、しょっちゅうやってたみたいに、青空の下で、のんびりと野球が見たかった。たぶん、世界で一番こころ落ち着く場所で、吉報を受けたことは、なんだかしみじみと不思議だった。

朝食。トースト、珈琲、トマトとレタス、ヨーグルト。
お昼は、第一試合と第二試合の間、持ってきた鮭入りおにぎりとお茶とリンゴを食べた。食べながら、グランドが丁寧に整備されていく様子を見ていた。阪神園芸に就職したい、と思ったこともあった。甲子園の芝を育てる人になりたかった。

夕方、天満橋のジュンク堂で久々に本を買った。何となく買うのを自粛していた。でも今日は、欲しい本が出ていたので、嬉々として買った。プーシキン『大尉の娘』(岩波文庫)と、『暮しの手帖』の最新号を。
『暮しの手帖』には、吉田喜重と岡田茉莉子の対談が載っている。いつも思うけど、今の『暮しの手帖』って、なにがしたいのかよくわからない。

4階の雑貨屋で、皮のスリッパを2足買った。オープン一周年記念だとかで、エコバッグに入れてくれ、抽選も一回させてくれた。ガラガラまわすやつ。白玉が出て、チョコレートをひとつもらった。前に並んでいた人もチョコ、次にやった人もチョコが当たっていた。特賞はル・クルーゼの鍋らしい。そんなもの、ほんとうに当たるんだろうか。

夕食に、チンゲン菜のオイスターソースいため、玉ねぎとシメジのみそ汁、トマトとキャベツのサラダ、山芋とろろ、を作って食べた。ビールは2本。

夜は、プーシキンとかナボコフとかを読む。


フクダ |MAIL

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