昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年12月16日(金) gas pedal

冷たい朝。パンを焼いてみたものの、仰木さんの訃報を知って急に食欲がなくなり、珈琲だけ飲んだ。
仰木監督は、監督じゃなくなっても、仰木監督、と呼びたい人だった。わたしの中の仰木監督はいつも、近鉄のユニフォームを着て、藤井寺球場か、川崎球場にいる。

昨日、雨に降られて、自転車を会社に置いて帰ってきたから、今朝は地下鉄出勤。
つい先日、自分で編んだマフラーを巻いていく。編み物ができることをつい最近思い出したのだ。得意じゃないけど、編むことはできる。着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます。セーターじゃなくてマフラーだけど。それに、自分のために編むんだけれど。せっかく編んだものを人にあげるのはもったいない。もったいないは世界の言葉。

本日買ったもの。
ジュンク堂天満橋店にて。三原弟平『カフカ「断食芸人」〈わたし〉のこと』(みすず書房)。立ち読みしてみたら最後のあたりにちらっと、カフカに葛西善蔵と同質のものを感じる、と書いてあったので。ファンとしては読まねばならぬ。それにしてもわたしはいつ葛西善蔵ファンになったのだろうか。不思議ななあ。
天牛堺にて。サマセット・モーム『中国の屏風』(ちくま文庫)。300円。300円はちょっと高かったかなあ、と今更ながら後悔。セコイ。
タワーにてレココレ。来月号の特集はボブ・ディラン『no direction home』だ。早く1月になれ。

里芋と人参の煮物、カブの葉とエリンギの炒め物、セロリとジャガイモのサラダ、湯豆腐、焼酎お湯割数杯。
思い返せば最近、全く肉を食べていない。酒量は増すばかり。ウチの出す資源ゴミの多いことといったら、我ながらビックリする。

夜は、図書館から借りた米原万里『旅行者の朝食』を読む。

どうにか立ち直りかけてもすぐに、何かに足をすくわれる。


フクダ |MAIL

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