昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年06月28日(火) |
たとえ、ありふれた言葉であっても |
午前5時起床。今日は早朝会議があるので、そうそうゆっくりもしていられない。朝刊に、阪神タイガース元4番、遠井吾郎氏の訃報あり。死んだおじいちゃんがファンで、遠井はエエ奴や、と口癖のように言っていたのを思い出したり。 それにしても、暑い。
夕刻、調べ物をしに自転車で図書館へ。日が沈むまで地下にこもる。資料を70枚あまりコピーする。コピー機の熱と、紙とインクの匂いで気分が悪くなる。作業終了後、閲覧席で少々休んで、棚を物色し、中村健之介『永遠のドストエフスキー』(中公新書)を借りる。図書館前の喫煙所に腰掛けて、煙草1本吸う。隣に座ってた、古田新太を福笑いでちょっとくずしたような顔の兄ちゃんに、これから難波へ『バットマン』観に行かへん?、と唐突に誘われる。断る。『バットマン』は悪くないが、アンタと観るのは気が進まない。兄ちゃんはあっさり引き下がって去って行った。変な人。暑さでやられたんだろうか。その場所で、『永遠のドストエフスキー』を一章だけ読んで帰る。
帰宅。鯵とトマトとオクラと豆腐とビールで、野球を観つつ、井川の投球にブツクサ言いながら、一人で晩ごはん。こんなオッサンみたいな夜の過ごし方は、ほんとうにほんとうにほんとうに、もう止めよう。年を追うごとに、自分がおじいちゃんに似ていっているのがわかる。酒の飲み方も、野球の見方も。敬愛するおじいちゃんに似るのは、光栄ではあるのだけれども、これではいかん、という気持ちもどこかにある。 夜中、昨日借りてきたヒチコックの『疑惑の影』を観る。なるほど、よく出来てるな。恋にも似た感情を抱いていた叔父さんが連続殺人犯だとわかっても、まだ叔父を憎みきれない、キライになりきれないヒロインを演ずる女優さん(名前失念)が、良かった。これが、清純無垢に見えるヒロインの心に潜む病巣かな。 それから、ヒチコックの映画では、誰かが階段を上る時きっと何かが起こる、というどなたかの説は、確かにホントだわ。階段、という小道具は、なかなかスリリングだ。
私はもう、なんにも期待なんかしない。
・購入物:なし
・朝食:冷しうどん(大根おろし、ねぎ、海苔、わさび)、レタスサラダ、ほうじ茶 昼食:弁当(ウィンナー、ほうれん草のおひたし、きゅうりとじゃこの酢の物、ゆで卵、ごはん、梅干) 夕食:鯵のフライ、冷しトマト、オクラのカツオ和え、冷やっこ、麦酒
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