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壱カ月|昨日|明日
2005年06月27日(月) |
「ジョゼと虎と魚たち」 |
地面からモワモワと熱風がふきあげてくる。しかし、今日はなんと暑い一日だったことでしょう。脳みそがとろけて目から出てきそう。 昼からはずっと会議で、エアコンの冷風がまともにあたる場所に座っていたので、足腰が冷えて困った。暑かったり寒かったりで、身体の調子がやはりちょっとおかしい。
リトルテンポのCDを買いにタワーに行くつもりだったのだが、会社を一歩出たら、人ごみに紛れるのが急に億劫になってしまった。取りやめて、TSUTAYAが半額レンタル中だというので、地元の店に寄って2本借りて帰る。ヒチコックの『疑惑の影』と『ジョゼと虎と魚たち』を。
夕食後、『ジョゼと虎と魚たち』を観る。 公開当時、佐内正史の撮ったスチールを見た時から、私はたぶんこの映画が好きになるだろうなあ、と思ってた。ジョゼが、本が好きで料理が得意な女の子であることも知ってたし、画面にあふれる陽光の感じもよかったし、ダメな映画なはずがないよな、と思ってた。でもここまでいいとは予想してなかった。けっこう痛いとこグリグリとツカれて、すっかりやられてしまった。 積み上げていく時の喜びと、それが少しずつ少しづつずれて、壊れていくのをただ見ているしかない時の、あの取り返しのつかない感じ。あの時あの人は、フィッシュマンズの『チャンス』を私に聞かせて、これがオレの気持ちだ、とまで言ったのだ。それなのに、なんでダメになっていったのだろう。その時好きだと思った気持ちはホンモノなのに、それがだんだん裏返っていってしまうのは、なんでなんだろう。 ラストの、「そして誰もいなくなった」シーンは小津の映画のようでもあり、よかった。昨日まであった誰かの視線は、今日はもうない。 ジョゼのおばあさんをはじめ、関西ローカルな人々がたくさん出てたのも、楽しかった。良い映画でした。痛かったけど。
メールを書いて、午前1時半頃就寝。
・購入物:なし
・朝食:ごはん、梅干、海苔佃煮、ワカメのみそ汁、トマト、キュウリもみ、ほうじ茶 昼食:弁当(焼き鮭、卵焼き、塩コショウでい炒めたアスパラ、ごはん) 夕食:もやしとピーマンのひき肉いため、冷しトマト、レタスとキュウリのサラダ、冷やっこ、麦酒、ちょっとだけごはん
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