昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年06月26日(日) |
忘られぬ日々、その2 |
午前7時起床。朝っぱらからもう暑い。雨は全然降らない。カラカラだ。 台所でボノボを聴く。ここ数日は、ボノボを集中して聴いている。時間が経って、ずっとずっと後になって、これらの唄をどこかで偶然耳にしたら、ここ何日かの出来事を、たぶん思い出すのだろうな、と思う。甲子園に行ったこととか、タルコフスキーを観たこととか、哀しい気持ちで京都の街を歩いたこととかを。その時、私はもしかしてちょっと泣くかもしれないな、と思う。
9時頃、空家になった向かいのおばちゃんの家に不動産屋の女の人が来て、家の前に「売物件」のプレートをぶら下げた。それから不動産屋の人は、玄関の鍵を開けて中に入り、窓を開けたり閉めたり、引き戸の建てつけの具合を確かめたり、していた。私は2階のベランダに立って、煙草を吸いながらそれをずっと見ていた。ベランダにいると、朝の日差しでジリジリ背中が焼けてくるようだ。 見飽きると、カバンに「タルコフスキー日記」を入れて、近所の喫茶店に行き、読みながら朝ごはんを食べた。1時間半くらい居座る。「タルコフスキー日記」はいくら読んでも飽きない。 その後、スーパーで野菜を買う。とうもろこしと茄子。向かいの薬局で、トイレットペーパーも買う。ポイントカードをお作りしましょうか、と聞かれたので、要らない、と答えたら、えっどうしてですか、と聞き返されたのでビックリした。要らないから要らないの。
昼から掃除。私の掃除の仕方が悪いと、Tより小言。掃除機をかける時に全然気合が入ってないんだって。掃除機なんかに気合をいれてたまるか。 Tがポラロイドカメラのフィルムを買う、というので、天満橋までフラフラとついていく。フィルムの他に、野見山暁治の「いつも今日」という本も買っていた。確かに、ほんとに、「いつも今日」、だ。いいタイトルだ。日本経済新聞社より出た新刊。かねてより私が欲しい本もあるにはあったが、財布の中味薄く、あきらめた。さみしい。
夜。野菜ばっかりの食卓。野菜ならいくらでも食べられるようになってきた。それからビールも、いくらだって飲める。 寝るまで、「映像のポエジア」を読む。いつも開いたところから拾い読みをしていたけれど、一から順に読んでいくことにする。 こうして、日曜日が終わる。 ・購入物:なし
・朝食:家の近所の喫茶店にて。ツナサンドイッチ、珈琲 昼食:リンゴ半分 夕食:茹でとうもろこし、冷やっこ、焼茄子、キュウリもみ、枝豆、麦酒、ちょっとだけごはん
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