昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年06月18日(土) 午後3時、テラスでミックスジュースを飲む

 日々、想定外のことばかりおこる。

 土曜日。晴れ。カンカン照り。「ウイークエンドサンシャイン」を聴きつつ、身支度と簡単な家事仕事。今日はヴァン・モリソンの新譜から2曲ほどかかったのが収穫だった。ラジオのあとは、10時まで「トンコリ」を聴く。最近はこればっかり。すっかり病みつき。

 絵本の会をさぼって、ひとりで天王寺へ遊びに行く。ちょっと風邪ひいちゃってゴホゴホ、なあんて、Iさんに白々しい嘘電話をした。何となく行きたくなかったから。そういう時もある。たぶん。
 
 日傘クルクルまわして、天王寺公園へ。公園入り口には、将棋をさしているおじさんが3組ほどいる。取り囲んで勝負を見守るおじさんも各所10名ほどいる。だいたいの人が腕組みをしている。みな真剣そのもので、身なりはお世辞にもきれいとは言えないけれど、盤を見つめる眼差しは哲学者のよう。
 あちこちうろうろしてるけど、こういう光景って天王寺でしか見たことない。阪田三吉は偉大だ。

 天王寺公園に入る。夏の花が数々。バラはすっかり枯れていた。サルビア、マリーゴールド、それから…、えーと…、花オンチなので花の名前がよくわからない。
 サルビアは、ひとつひとつをよく見るとなんか汚いが、20数本固めて植えてあると遠目に美しい。若い女の子の、ひとりひとりの顔を仔細に眺めるとどれも大したことはないのに、数人固まると途端に華やかになって「それなり」に見えるようになるのと似ている。美しさにも数が要る。

 「フェルメールの小径」(どこがフェルメールなのだろう。ただの緑の道だけど)をぬけて、大阪市立美術館へ。ここで「興福寺国宝展」を観る。
 仏像、仏像、仏像がいっぱい。仏像のことはよく分からないし、名前と姿がなかなか一致しないけど、眺めるのはけっこう好き。特に、四天王が踏みつけにしてる悪鬼(というのか?)が、良い。もう降参、と観念しているのもいれば、まだまだあきらめるものか、とあがいているのもいて、追いつめられた人間の縮図だなあ、と思う。
 それから、薬師如来像頭部の柔和な微笑みも良い。後頭部がバッカーンと割れてるけど、それでも笑い続けている、というところがいかにも仏様らしく懐が深い。世親菩薩立像のつぶらな瞳もステキだ。
 
 1時間ほど仏像を楽しんで、ごはんを食べて、喫茶店でひとしきり本を読んでから、近鉄百貨店のドンクで、チーズのパリパリパンとブールを二つ買う。谷町線で天満橋まで帰る。
 ジュンクでいろいろと立ち読み。今日のところは購入にいたらず。しかし、4階でブルーストライプ入りのコットンスカートを買ってしまう。8500円(消費税別)。ふう。デリスタで、中辛塩鮭ときゅうり3本(100円)、油揚げを買う。駅前に置いていた自転車に乗って帰る。前輪に不快感あり。やばい。なんとかごまかして家までたどり着く。

 夜。お肌の手入れ。日傘をさしていたのに、どうも日焼けしているような気がしてならない。屈辱なり。
 本を数冊読了ののち、午前0時すぎ就寝。

・購入物:なし

・朝食:バタートースト、りんごジャム、レタスとトマト、ヨーグルト、珈琲
 昼食:店名忘れた。近鉄百貨店内の海鮮蒸し料理の店。穴子丼と冷やしぶっかけうどん。ほうれん草の胡麻和えとサラダ、ワラビ餅がついてきた。
 夕食:牛肉のガーリック焼き、田楽(大根)、レタスとキュウリの胡麻もみ、冷やしトマト、麦酒、ちょっとだけごはん


フクダ |MAIL

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