昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年06月19日(日) |
虫の声が雨音にかわる時 |
Tが、田植えに行く、というので5時に起きて弁当を作る。友達に田んぼを持っている人がいるのだとか。世の中にはいろんな人がいる。 おにぎりを握る。鮭と梅干。竹の皮に包んでくれ、とTが言う。竹の皮なんかないよ、と言うと、ここにある、とカバンから一枚ズラズラと出してきたのには、へえー、とビックリした。職場の誰々さんにもらったのだとか。竹の皮をあげようというような人がよくあったもんだ。やっぱり、世の中にはいろんな人がいる。 竹の皮につつんだオムスビを持って、Tはトロトロとでかけて行った。田んぼの傍で食べるオムスビはさぞ美味しかろう。 私は、朝6時から福知山線の運転再開のニュウスを見て、新聞を読んでから、暑さに耐え切れず10時半頃に目覚めるまで、コンコンと眠った。
起きて、朝食ののち、ダラダラ脈略とメリハリのない掃除に明け暮れる。玄関も拭く。向かいのおばちゃんの家はカーテンも簾もポストも全部取り払われて、ガスメーターのところに、ガスの供給を止めたしるしのシールがペタリと貼られていた。なんだか、ここで暮らしていくのが急に寂しくなってきた。
昼から、図書館を回って買物。図書館では予約していた本を受け取る。絲山秋子「逃亡くそたわけ」と「海の仙人」。いつ読めるかわからぬが、一応借りる。 そして、自転車を修理に持っていく。やっぱりパンクしてたのだ。ガックリだ。前輪のタイヤ交換とチェーンの整備その他諸々で、「ハイッ、全部で2500万円ねっ」と店の兄ちゃん。この自転車屋は全く、自転車だけじゃなくてギャグも磨いとけ、という感じなのだが、私ももっと自転車を大事にしようとつくづく思ったようなことでした。
その他。「新・日曜美術館」を観る。特集は与謝蕪村。ゲストは吉増剛造だった。「ワールドミュージックタイム」も忘れずに聴く。それからカエターノの「シルクラドー」を2回聴く。ああー、死ぬまでにもう一度カエターノに会いたい。
夜、「タルコフスキー日記」を読む。何かに思い迷ったら、とりあえずこれを読む。
・購入物:なし
・朝食:チーズフランスパン、バナナ、ヨーグルト、珈琲 昼食:ニラ焼きそば、麦酒 夕食:コロッケ、ポテトフライ、トマトとキュウリの胡麻サラダ、冷やっこ、枝豆、麦酒、ちょっとだけごはん
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