昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年04月30日(土) コーヒーのおかわりはいかがですか?

 4月最後の土曜日。午前中は家事仕事に励む。明日は雨らしいので太陽の出ている時に出来ることを中心にやる。シーツの洗濯をし、布団を干し、スニーカーを洗い、台所の掃除。家事の合間に日記書きと本とCDの整理も行い、大家さんに家賃を持っていき、回覧板もまわし、ラジオで「米朝のよもやま噺」を聞いてから、外出する。
 今日の「米朝のよもやま噺」は、日露戦争の話題から入って、当時は脚気が流行ったそうやなあ、というような相も変わらず古い話なのであるがそれに続けて、そういえば徳川家康も脚気やったそうやなあ、とか言い出して、話はどこまでも古くなっていき、この先一体どうなるのだろう。

 自転車で梅田へ。旭屋で「図書」と「月刊百科」の5月号をもらい、家族亭で蕎麦をすすって、ブックファーストでモランディの絵と中条省平の「エレニの旅」評にひかれて(1ページだけだけど)、久々に「芸術新潮」を買って、3階のカフェに2時間ほど居座って、時折うとうと居眠りしつつ珈琲を飲んで、買ったりもらってきたり家から持ってきたりした本を読んだ。禁煙であることさえ我慢すれば、ブックファーストのカフェは落ち着いて本が読める居心地のいい場所で、最近のお気に入りのひとつだ。

 夜は、テアトルで「コーヒー&シガレッツ」を観た。
 何ヶ月も前に前売り券を買って、サントラも幾度も聞いて、観るのを心待ちにしていたくせに、どういうわけかわからぬが、11話の短篇中、ケイト・ブランシェットが出ていた話の間だけ、最初から最後まですっぽり寝てしまった。なんちゅうこっちゃ、信じられん。後日(って、これを書いてる5月2日のこと)、Iちゃんに聞いたところによると、ケイト・ブランシェットが出てる話が一番良くできてるらしいですねー、とのこと、へえっホンマかいな、と我がまぬけぶりを呪うばかり。
 というわけで未見の話もあるのだが、しみじみと可笑しい楽しい映画であった。私の好きな「愛すべきアホな人」が次から次へとでてきて、飽きない(だからなんで途中で寝たのかわからん。リラックスしすぎたのかも)。私としては後半の、オチもしっかりあって風刺もきいたいわゆる「よくできた」会話よりも、前半の、全然かみあってなくて中身がなく、話題も流れも内容もバラバラなのにすごく親密な会話のほうが好き。コーヒーと煙草はもちろん美味しそうだし、それらがのってるテーブルの乱雑で雑多な感じもいい。まあジャームッシュ好きならハズすことはない映画だとは思うけど。

 帰り、タワーで「ライフ・アクアティック」のサントラを買って帰った。予告編でチラッと映ったセウ・ジョルジの姿を見て、歌声を聞いて、キャーッステキ!と思い、もういてもたってもいられなかったため。セウ・ジョルジがカバーしたデビット・ボウイの曲が5曲収録されている。早いとこ観たいものだ。

 よろよろ帰宅。あっさりめのラーメンを作って食べ、パンフレットで映画の復習をして、寝る。

・購入物:「芸術新潮」5月号 特集/モランディのまなざし
     サントラ「the life aquatic with steve zissou」(hollywood records)
     「コーヒー&シガレッツ」パンフレット

・朝食:トースト、トマトとレタス、ヨーグルト、珈琲
 昼食:家族亭にて。特盛天ざるそば
 夕食:もやしとニラのラーメン、冷奴、ピーナツ、麦酒


フクダ |MAIL

My追加