昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年04月29日(金) |
あなたの声が聞こえてた |
午前中のみ、出勤。えらい暑い。もう夏か?復活した自転車で出勤するも、日傘を忘れるなど紫外線対策を怠り、強い日差しが肌に痛い。 12時頃までには仕事を片づけ、ふたたび自転車にまたがって谷町筋の坂をえっちらおっちら越えて南へ。四天王寺の古本市行く。本の背表紙が焼けつくほどの良い天気、連休初日とあって多くの人で賑わっていた。売れているのかどうかはわからんけど。
本日買った本のこと。 福武文庫を2冊。水上勉の「私版 京都図絵」は200円で、山田稔の解説にひかれて購入、「評伝国吉康雄」はカラーで4枚、中にもモノクロながら図版が多く掲載されているのが嬉しい。解説は川本三郎。 「モーテル・クロニクルズ」は、好きな映画「パリ、テキサス」の原案となったサム・シェパードの自伝的エッセイ集。土埃にまみれる100円均一台から発見した。この解説も川本三郎。サム・シェパードは好きな役者のひとりで、「ボイジャー」での演技が渋くてすこぶる格好良かったが、最近はすっかりおじいちゃんになってしまったなあ。 小川国夫の短編集は、司修のカラー挿画8枚つき。カバーも司修。描いてあるのは全て女性で、最後に「装画ノート」として文章も寄せている。どの女の人にも、どことなく影があり、もちろん色気もありそれでいて清潔感もある。 350円で買った絵本はブラジル民話。トウモロコシでつくったおにんぎょうの話で、ぽってりした温かみのある絵と、訳者が長谷川四郎なのにひかれて買った。長谷川四郎の本は他にも欲しい物がたくさん出ていたが、どれも非常に高くて、今日の私の予算では手がでなかった。残念。 最後に近藤富枝さんによる矢田津世子の評伝を買って、収穫披露終わり。しめて1000円ちょうどの買い物でした。地味ながらも、昼からの参加にしてはまずまず満足。池の亀を見ながらパンも食べられたしね。
難波まで自転車をころがして、タワーでバウンスとイントキシケイトをもらって、早めに家に帰る。晩ご飯の支度をしつつ、声優がかわった「ドラえもん」を見る。声優がどうのこうのという以前に、話が説教くさくて全然ダメ。つまらんかった。 7時半より、公民館で町内会の班長会議に行く。赤十字社資の集金の説明や秋の運動会についての話を聞く。おそらく、国内でも一、二を争うんじゃないかと思われるほど、段取りの悪い会議。議題がほとんどないにもかかわらず2時間近くかかる。おばちゃんの私語が多いことにも辟易とする。終了後、缶コーヒーをもらう。 帰ってから晩ごはん。食後にはレーザーディスクで「パリ、テキサス」を見直す。家族をやる、って難しい、すんごく好きな人と共に生きるっていうのも、やっぱり難しい。映画のあと、お風呂。ライ・クーダーのギターが頭をめぐる。お風呂あがりに顔のマッサージ。ちょっと日焼けしたかも。古本焼け。午前1時ころ、就寝。 ・購入物:小沢善雄「評伝国吉康雄・幻夢と彩感」(福武文庫) サム・シェパード「モーテル・クロニクルズ」(ちくま文庫) 水上勉「私版 京都図絵」(福武文庫) 小川国夫「女性小説集・温かな髪」(河出文庫) 近藤富枝「花陰の人・矢田津世子の生涯」(講談社文庫) C・センドレラ 文、グロリア・C・バイベ 絵「ヤチのおにんぎょう」(ほるぷ出版) 全て古書
・朝食:ごはん、焼き鮭、梅干し、卵焼き、たんざく山芋、昨夜の残りの白和え、ほうじ茶 昼食:鳴門屋で買ったパン(クリームチーズのパン、ミルクボール、ミニクロワッサン、珈琲) 夕食:鶏ささみとキュウリの辛子和え、冷奴、ひじきの煮物、イカフライ(総菜売場で買った)、麦酒
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