昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
雨あがる。風さえわたり、さわやか天気。終日、外を歩き回る。ヒールのあるパンプスを履いていたため、足が、特に足の裏がだるく疲れる。普段スニーカーばかりひっかけてペタペタ歩いているから、ちょっとまともな格好をするとこういうブザマなことになる。
昼間、外回りの途中で通りかかったあちこちの古本屋に寄り、安い文庫を3冊買う。木山捷平の旺文社文庫が最も高く、300円。木山捷平は文芸文庫でほとんど読んでいるんだけれど、旺文社文庫版は装幀がかわいいので(今日買った「耳学問・尋三の春」は木綿めがね織の布が張り付けられている)、ついつい買ってしまう。松本清張の「過ぎゆく日暦」は創作日記。ちなみに松本清張の小説はいまだかつて読んだことがない。
夕方、会社とその周辺の人、数人で飲みに行く。プロジェクトの打ち上げと新人の歓迎会を兼ねて。大部分の人が仕事の話で盛り上がっている横で、ふたりの新人さん相手に、安藤忠雄と平野レミの物真似を地味に披露する。すごくうけた。ただ単純に嬉しい。 新人さんに、昼休みとか空き時間にいつも何か読んでおられますよね、「いつも本を読んでいる人」というイメージがあります、と言われる。はあ、そうかな、まあ私にとって読書は生活の一部だからな。どんなの読まれるんですか、おすすめはありますか、と聞かれる。いやあ、どんな本を読んでいるかと言われても…、こういう質問にはいつもうまく答えられなくて困る。 二次会はスナックでカラオケ。帰るつもりだったのに酒乱気味のNさんにつかまってしまい、抵抗虚しく連れて行かれる。みなの下手くそな歌を聴きながら、お店のママさんから波瀾万丈な人生遍歴(男遍歴というか)を聞く。半分は作り話だと思う。沢田研二を物真似つきで歌う。何をやっても物真似になってしまう。
1時頃、よろよろと自転車で帰宅。お風呂に入ってから、甘夏みかんを半分食べて、寝る。昏倒。
・購入物:吉行淳之介・選「文章読本」(福武文庫) 松本清張「過ぎゆく日暦」(新潮文庫) 木山捷平「耳学問・尋三の春」(旺文社文庫) すべて古書
・朝食:ライ麦パン、ブルーベリージャム、ヨーグルト、珈琲 昼食:お弁当(焼鮭、ゆで卵、ミニトマト、茹でキャベツの胡麻ソース和え、ごはん) 夕食:居酒屋で。各種刺身、各種焼き鳥、枝豆、大根サラダ、もずく、若竹煮、ししゃもの焼いたやつ、麦酒と焼酎あわせてうーん、6杯か7杯くらいかな
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