昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
しっとりとした雨が降る。ちょっと肌寒い。桜の花が散って、新緑になりつつある。花より葉っぱのほうが鮮やかで好きだ。バスの窓から大川沿いの木々を見ると、雨にぬれて緑が少しけむっている感じがする。塀の外から垣間見える、造幣局の八重桜はまだ咲いているが、昨日で「通り抜け」は終了した。今年は晴天続きで、満開の時期と週末が重なったため、過去最高の人出だったらしい。
帰りに旭屋に寄って、集英社の「青春と読書」をもらう。前はレジで90円とられるところだったのだが、今日はすんなりもらえた。「青春と読書」は読むところがないとずっと思っていたけれど、今月号から鈴木道彦と茂木健一郎の連載が始まったので、良い読みものができた。これから毎月楽しみだ。 昨日お金がなくてあきらめたヴァレリー・ラルボーの「幼なごころ」と、今はまっている佐伯一麦の文庫を買う。このところゆっくりと読書の時間がとれなくて、読みたい本がどんどんと、本棚の前に積み上がっていくばかりなのがストレスだ。
夜、10時頃友人より電話があり、2時間近く話をしたので、貴重な読書の時間をまた紛失してしまった。 友人の電話の内容は、8歳年下の彼氏ができたという、その顛末と途中経過の報告であった。20歳の時に12歳の男と恋愛する、というのは現実感がなくてどっちかというと犯罪っぽいが、34歳と26歳なら全然問題ないように思え、年をとるといろいろ不自由なことも多いけど、男のストライクゾーンは広がって、それは悪くないことだ、などということを話したりする。俺はまだ結婚とかは考えられないんだけど、と釘をさされたらしく、そんな面倒くさいこと考えてもらわなくていいよな、と言い合う。でも友人が心からホントに、結婚することを面倒くさいと思っているかはわからない。たぶん、思ってないだろう。これから先は、やっぱりよく見えない。
長く話していたので、耳が痛い。洗濯機をまわし、風呂に入って就寝。雨はやんだみたいだ。
・購入物:ヴァレリー・ラルボー「幼なごころ」(岩波文庫) 佐伯一麦「遠き山に日は落ちて」(集英社文庫) ・朝食:コーンパン、トマトとキュウリのサラダ、ヨーグルト、珈琲 昼食:お弁当(豚の生姜焼き、ゆで卵、人参とジャコのキンピラ、ごはん) 夕食:ビーフカレーライス、春雨とハムのサラダ、冷奴、麦酒
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