昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年04月15日(金) |
アイロンは、やさしく炎に接吻する |
今日も晴れ。すがすがしい風がふき、日差しがホックリとあたたかい。 ポカポカ陽気にさそわれて、昼休みは文庫本とお弁当包みと水筒をぶら下げて公園へ行った。ベンチでお昼ごはんを食べたあと、ほうじ茶を飲みつつ、佐伯一麦の「川筋物語」を読み始める。丁寧な自然描写がなかなか良い感じだ。パッとページを開いた時、文字がびっしりつまってて、漢字の分量が多いところも好きだ。ああ、極楽極楽。でも一章読んだところで、昼休みは終わってしまう。トロトロと会社へ戻った。極楽は長くは続かない。
追われていた仕事が午前中で一息ついたため、午後からは全く働く気なし。やるべきことは全部来週にまわして、ほとんど時間をボウとして過ごした。あかん奴だ。しかし、まわりには仕事をしているようにみせかけておいて、ボウとしつづけるのはけっこう難しいのだ。とにかくずっとボウとしたまま、定時でさっさと引き上げる。
天神橋筋商店街の八百屋さんで、人参一本とえのきだけとピーマンを一袋買う。天牛でTと待ち合わせて、商店街角の中華料理屋さんで「油そば」というのを食べた。ネギとネギ油をかけた和風味の汁なしラーメン。名前は油っこいが、しつこくなくてなかなか美味しい。B級グルメ大好き。 ジュンク堂に本の並べ方の偵察に行く、とTが言うのでついて行った。最近やっと書店員魂がめざめてきたようで、それはまあ喜ばしいことなのだろう。天満橋は「通り抜け」に行く人でいっぱいなので、松屋町方面からまわっていく。大川沿いの桜はもうほとんど散ってしまっているというのに、車座になって酒を飲んで騒いでいる輩がたくさんいた。 本を2冊購入。「よりみちパン!セ」というシリーズのものを初めて買ってみた。そのあと、児童書コーナーでひとしきり絵本をチェック。堀内誠一が画を描いた「きこりとおおかみ」を3回熟読する。子どものころ大好きだった絵本。きこりのおじいさんとおばあさんが「すかんぽのスープ」をグツグツと煮ているところが特に好きだった。私の好きな本の記憶の片隅には、いつも食べ物がある。
夜。読みさしでほったらかしになってた多和田葉子の「きつね月」を読んでしまう。すばらしく良かった。言葉はおもしろい。
・購入物:京須偕充「古典落語CDの名盤」(光文社新書) 深見填「こどもためのドラッグ大全」(理論社)
・朝食:トースト、ブルーベリージャム、バナナ、ヨーグルト 昼食:お弁当(卵焼き、れんこんのきんぴら、ジャガイモのサラダ、筍の土佐煮、ミニトマト、ごはん) 夕食:えーと、店名全然覚えてない。油そば、餃子、麦酒
|