昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年05月29日(土) 願望

 午前9時起床。寝すぎだ。お休みなので何時までに起きねばならないということもないのだが、なんか寝坊したような気持ちがする。
 雨が降る前に洗濯してしまおうと大急ぎで洗濯機をまわす。空は思いっきり晴れていて雨などいっこうに降る気配がないけれど、今日は雨が降るはずだと、どこかで思い込んでいる自分がいる。午前11時くらいに干した洗濯物は、なんと約1時間でカラッと乾いた。とり込んで出かける。

 会社に寄って少しだけ用事を片付けてから、絵本の会へ。今日は参加する予定ではなかったのだが欠員がでたため急遽呼び出されたのだ。久しぶりにIさんに会って、なんだかんだと話す。
 会が終了した後、5歳くらいのヒョロっとした男の子とタヌキが化粧したみたいな顔の母親がやってきた。母親が、さあ御礼を言いなさい、と促すと、男の子はチョコっと頭を下げて、アリガトウゴザイマシタ、と言った。さらに母親は男の子の背中を押して、ほら面白かったとか楽しかったとか感想を言ってごらん、とせっつく。男の子はモジモジしたように下を向いていて、なかなか言葉がでてこないようだった。どうして何も言わないの、失礼じゃないの、と母親は畳み掛けるように言う。男の子は小さい声でもう一度、アリガトウ、と言った。
 私はこの母親に言ってやりたいことが山ほどあった。喉のすぐそこまで出かかったけれど、要らんことを言うなとばかりにIさんが後ろから私の腕をグッと引っ張るので何とか堪える。怒りがムラムラとこみ上げてくるが、子どもの前で言うべきことではないとは思った。私にもその程度の理性はあったということか。
 Iさんはそれきり黙ってしまった男の子に優しくいろいろ言葉をかけ、ふたりを送り出してから、いろんな人がいるねえ、とため息をついていた。
 あの男の子がまた来てくれるといいな。また来てほしいと心から思う。

 すっきりしない気分のまま、スーパーで食料を調達して帰宅。地下鉄の階段を上がるとムッとした空気が押し寄せてきて、パラパラと雨が降ってきた。憂鬱な気持ちに拍車がかかるようだ。
 こういう時は本を読んでもどうも目が字の上を滑っていくようでダメだ。でも何年かぶりに読んだ長谷川四郎の「阿久正の話」はやっぱり素晴らしかった。余韻を胸に眠る。

・購入物:なし

・朝食:トースト、プレーンオムレツ、トマトサラダ、珈琲
 昼食:ぬき
 夕食:ちらし寿司、しゃぶしゃぶサラダ、みょうがのかき玉汁、キュウリの漬物、麦酒


フクダ |MAIL

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