昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
朝、バタバタと掃除機をかけていた時、母から電話あり。明日は母の日ね、などと言う。しまった、そのようなことはキレイさっぱり忘れていた。ああなんかそうらしいねえ、とごまかしておく。 母は、今日と明日は友人のなんとかかんとかさんと温泉に行くことになってて留守にするので何か計画してくれてたら悪いと思って電話をしたのだ、と嬉しそうに言った。どこまでも嫌味な人だ。どこへでも行ってきたらいいとは思うが、毎週毎週よくそこまで遊べるものだと感心する。
午後からは絵本の会に行く。恐竜の絵本などを読む。恐竜が出てくるとみんな大興奮する。サッと目に光が入るのがわかる。子どもたちは恐竜が好きだなあ。でかくて強そうで得体のしれないところが好きなのだろうか。
帰りに閉店してしまった松坂屋のジュンク堂へ行って、100周年記念号だというので久しぶりに「新潮」を買った。谷町筋沿いのドトールに入って絲山秋子「袋小路の男」を読んだ。 女性が10年以上も続けている片想いの話。本当に「袋小路」なのは「男」ではなくて二人の関係のことだ。10年間キスのひとつもせず気持ちを確認することすら出来ないまま、しかし奇妙なバランスを保って淡々と続くふたりのつき合いが丁寧に描かれてて、とてもよい作品だと思った。 特に語り手の女性が、この「袋小路」の関係を絶って男を諦めるためには、どこにでもいるいやらしく生々しい男だと思い切るためには、もうセックスするしかないと考えて『最後に一度だけでいいから一緒に寝てください』とメールするところは、何ともかんとも切実だ。いっそのこと嫌いになりたい、嫌いになるまでいかなくてもいいからせめて、もうどうでもいいなこんな奴、くらいまでは思えるようになりたい、しかしその境地に至るまでのこの遠き道のりよ。 そんなこんなをつらつらと思い出して、何かと心の痛む小説であった。
・購入物:「新潮」6月号(新潮社)
・朝食:楽童のゴマプチパン、りんご、カフェオレ 昼食:ぬき 夕食:豚ヒレに片栗粉をまぶして焼き、酒とみりんとしょうゆとニンニクを一煮立ちさせたところに梅干しを入れたタレをかけたもの。上に大葉をふりかけて食べる(料理名はえーと、「豚ヒレ肉の梅ソース」?)、キャベツとトマトのサラダ、大根とグリンピースの煮物、塩昆布、麦酒、ごはん
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