昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
9時半起床。寒いけど晴れているので、洗濯物、布団、こたつ布団を干す。それから、掃除。 このところ洗濯機の様子がおかしい。すすぎや脱水の途中ですぐ止まってしまうし、少し水漏れまでしている。いろいろいじってみたが何だかよくわからない。もうだめなのかもしれない。新しい洗濯機を買う?それも楽しそう。
洗濯機のことはしばし忘れて料理をする。玉ねぎとセロリとにんにくを刻んで、挽肉と炒めて、トマトを入れてグツグツ煮たミートソースを作り、パスタにかけて食べる。それとガーリックトースト。いかにも、日曜日のブランチって感じ。「すてきなあなたに」みたいだ。
「文士の魂」読了。車谷長吉による近代文学案内。最終章での上林暁の文士魂と、永井龍男「青梅雨」を読んだ後の『一生に一遍でええさかい、こんな永井龍男のような名文を書いてみたい、と思うた。無論、そんなことは未だに私には不可能な情熱ではあるが、併し私はその後の半生をこの不可能な情熱に支配されて生きて来たのである。』という文章にクラクラきた。 それから島尾敏雄「夢の中の日常」を評してのこのくだり。 『悪夢は私たちに内側から絡み付いて来るのである。そこが恐ろしいところであるが、その生の内側の怯えを外側に曝露して見せたのが、島尾だった。これは相当冷酷な人間だから出来た業であろう。一流の文士はみな一面では冷酷無慙な人間である。そこのところを忘れないで欲しいものだ。』忘れない。 車谷長吉が「凄い」という小説は、本当に「凄い」のだろうと思わせる本だった。また読みたい小説がわんさかと出てきた、罪作りな車谷長吉。
・購入物:なし
・朝、昼食:ミートソーススパゲティ、ガーリックトースト、珈琲 夕食:きつねうどん(お餅入り)、柚子大根、赤かぶの甘酢漬け(やっとなくなった)、麦酒
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