昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2003年12月06日(土) 「東京の女」

 休日だけど、普段と同じ時間に起きる。外はどんよりと曇っていて、今にも雨が降りだしそうな感じ。
 今日の午前中は、図書館で来年の打ち合わせをすることになっていて、そのために私が預かっている絵本を40冊ほど持っていかねばならなくて、本を抱えた上に傘をさすというのは想像するだけで不格好なので、雨が降らないうちに出かけようと支度を急いだのにもかかわらず、出かける間際に手がすべってテーブルの上で湯飲みを倒しお茶がこぼれて、それを拭いたりなどしているうちにいたずらに時が過ぎ、その上玄関のドアを開けた途端に雨がポツポツ降ってきて、遅刻はするし雨にはぬれるしで、もうどうしようもない。

 会合が無事終了した後、図書館で車谷長吉「文士の魂」とロジェ・グルニエ「フラゴナールの婚約者」を借りて、ちょいと用事があったので実家へ帰る。
 母親と年末年始の打ち合わせをして、柚大根と酒粕をもらう。それから頼んである小津映画の録画が滞りなく行われていることをチェックし、録画済みのテープを1本持って帰る。
 母は「『東京暮色』、良かったわあ。昔映画館で観たことを思い出したりしたわあ」と遠い目をしながら言うので、誰と観に行ったのか聞こうかと思ったが話が長くなってもアレなので、やめた。

 夜、早速ビデオで「東京の女」を観た。
 岡田嘉子の美しさや姉弟が住む部屋の調度品、オフィスの様子、挿入されるルビッチの映画のワンシーンなど、観ていて楽しいが、話の展開にはびっくり仰天した。これではあんまりにも救いがないように思うんだがなあ。

・購入物:なし

・朝食:塩鮭、漬物、ごはん
 昼食:バナナ
 夕食:マーボー豆腐、鶏の照り焼き、粕汁、麦酒、ご飯 


フクダ |MAIL

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