昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
昼間は暖かだったのに、日が沈んでからどんどん寒くなっていった。帰りにちょっと喫茶店に寄り道、珈琲を飲みながら山田稔の「影とささやき」を読む。昔の文章が収録されているのか、ところどころ今と文体が違うところがあるなあ。 そうだったこうはしていられない、今日は家できっちり阪神を応援するつもりだったんだ、と思い出し家路を急ぐ。そして夕食を作りながら、テレビで野球を観た。
疲れた、実に疲れた、野球を観てこんなに疲れたのはここ数年ない。 昔々、野球部の恋人がいたことがあって、その人の試合を見に行くたび、神様どうかアノヒトがここでヒットを打ちますように、アノヒトがヒットを打ってくれたら私のこれからの人生何にもいいことがなくてもいいです、イヤなことが死ぬほどあってもいいです、どうかアノヒトにヒットを打たせてください、なあんてかわいい祈りを八百万の神様に捧げていた。今日、桧山やアリアスや金本が打席に立った時、なんと十何年ぶりに祈ったね。こんな自分がまだどこかに残っていたとはびっくりだ。おかげで焼いていた鮭を焦がしたわ。 たかが野球だ、とは百も承知なのに、応援している時は、今この時この試合ほど大切なものなど地球上にない、と思ってしまう。時が経つと全人生賭けて祈っていたことなど、すっかり忘れるんだけど。
とにかく今日は10時半頃まで何にも手につかなかった。「白い巨塔」も観るの忘れてた。疲れた。
・購入物:なし
・朝食:トースト、珈琲 昼食:会社近くの商店街で買ったお弁当、豆ご飯とシュウマイとかサラダとかキンピラゴボウとかなんかそのようなものが入っていた 夕食:鮭のムニエル、山くらげとコンニャクの炒め物、豆腐とエノキダケの味噌汁、ご飯
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