昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
天満橋のOMMビルで開かれている古書市に寄ってみる。 ずっと「古本音頭」(女の人が歌う古本の唄。古本屋には夢がある〜みたいなやつ)が流れていたけど、あんな唄をつくるのを誰か止める人はおらんかったんだろうか。あれが鳴っているとどうも本選びに集中できない、恥ずかしくて。 ダメだ、今日は一冊も選べないや、と思って帰ろうとしたら水上勉の「宇野浩二伝」があった。当然買う。裏表紙に、小説と恋ひとすじに生きた文学の鬼、なんて書いてある。
宇野浩二って、写真を見てたらどう考えてもモテそうにないんだけど、それがモテるんだなあ、これが。作家の肩書きがない、貧乏な時もけっこう女が寄ってきてるし。 男は顔や金じゃないね。やっぱりいかに女にマメになれるかがポイントなんじゃないかしら。あと聞き上手、ほめ上手であることかな。それにちょっと薄情そうなところがあればいいな、ってこれは私の趣味だった。
夕食を作りながら野球を見る。巨人の選手って、なんで進学校の金持ち坊ちゃんみたいな人が多いんだろう、清原以外。 今年はまだ甲子園に行ってない。今シーズンはもう無理かも。 でも悲しいことに、がら空きの甲子園で野球を見るのが好きだったりするんだなあ。さみしいけど、のどかでなかなかいいよ、がら空きの甲子園って。
・購入物:水上勉「宇野浩二伝 上下」(中公文庫)古書
・朝食:目玉焼き、ウィンナー、味噌汁、ご飯 昼食:さつまいもパン、野菜ジュース 夕食:グリーンボールの和風焼きそば、白菜の中華風和え物、麦酒
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