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2003年06月30日(月) |
マリ・クレールのこと |
あーあ、新聞連載の奥泉光「新地底旅行」終わっちゃった。毎日楽しみにしてきたが、今日で愛する丙三郎さんともお別れ、さみしいわ。でも続編があるような雰囲気なので、希望を失わずにいよう。
本日届いた野菜、チンゲンサイと小松菜から、また青や黒の虫が2,3匹でてきた。世の中には虫のいる野菜を食べるのがステイタス、という人もいるそうであるが、虫とのご対面にはいまだに慣れない。 青虫は、しばらくテーブルの上でゴニョゴニョ動いていたが、目を話した隙にどこかへ消えた。どこへ行ってしまったのかしら。
夜は、古本屋の店先にばさっと置いてあったのを100円で買ってきた「マリ・クレール」を読む。1990年12月号、特集は恋文物語。 この頃の「マリ・クレール」、すごいなあ。島尾敏雄と島尾ミホの愛の往復書簡(わお!)や池内紀と丸谷才一の対談、藤原新也の写真、武田百合子、金井美恵子、海野弘、荒俣宏、中条省平の連載、など文芸誌の「海」がそのまま女性誌になったみたいだ。 私が「マリ・クレール」を買って読んでいたのはあと3年くらい後のことで、ここまでの執筆陣ではなかった記憶がある。いったいどんな人が読んでいたのだろう。 島尾夫妻の往復書簡、濃いなあ。カルピスを原液でゴクゴク飲んだ気分だよ。
・「マリ・クレール」(1990年12月号)古書
・朝食:チーズトースト、珈琲 昼食:ざるそば 夕食:豚肉と小松菜の炒め物、チンゲンサイの煮びたし、冷奴、ずんだ豆のかまぼこ、ご飯
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