SprengerDiary

2004年05月18日(火) えっと

▼一ヶ月間も書いてなかったようで。日記書く暇も無かったとか、電話かける時間も無かったとか、そんなどこぞの○○家みたいな言い訳しません。正直、忙しかったのか暇だったかもわからん一ヶ月だったし。
▼新番組、始まってみたのはいいものの、4月は帳尻あわせっぽい動きでてんやわんや。5月は連休前に各社作業を集中させて、うちみたいな下請けは連休中がピーク。んで、ピーク終わってみればがら〜んとした感じ。それでも、担当の出張やらなにやらで休みはもらえなかったり。自分の担当している仕事関係は、あれやこれやで停滞中。現場とPと会社関係の三つは、許容量的には大丈夫でも、動きとして弊害が出る模様。
▼そういえば、Winnyの47氏が捕まったようで。「Winnyのロゴを作ろう!」とか、あの辺りではレスしたりして楽しんでたけど、違法ソフト全盛になってきて、リストの中に自分のとこの作品みかけたりすると、やっぱり萎えるわけで。買ってもらわんと金にならん。特にPCゲームなんかは、一本辺りの売上が低下の4割とかになるから、大きいし。
▼開発者の逮捕は釈然としない。「包丁作ったら逮捕されるのか」とか子供みたいな事は言わないけど、どうも順序がおかしい。法改正の動きが逮捕してから後付け、みたいなのも納得しかねるし、Winny開発者の逮捕の前に、Winnyを使って違法ソフトのやりとりを推奨するかのような雑誌などの摘発が先だろう。開発が法人だったらこうも簡単に逮捕に踏み切らなかっただろうし、明らかに違法複製を助長するコピーソフトを制作・販売している法人になんの対応もしていないし。個人相手なら多少の冒険していいかな、ってな匂いがぷんぷんする。それに、コピーをされたくないのであれば、ソフトの制作・販売側がそれなりの対策を取るべき。対策を取ってないからコピーしてもいいというわけではないけど、法人には対策を講じる努力も要求される。どっかの新聞社の「ダイレクトリンクは駄目」でも同じ事がいえるわけで、そこまで駄目というからにはそれなりの対策を講じるべきであって、対策を講じていない場合は「駄目」にもそれなりの重みしかないということになる。コピーガードとか直接的な対策だったり、法整備への働きかけだったり、色々と方法はあるわけで。プレスコピーガードは一枚云十円増しになるから予算が、とかいう気持ちもわかるけど。
▼小泉さん、北に行くそうで。もうね、政策とか以前に人の話を曲解する人嫌いなわけで。「国民は納得されると思いますか?」「国民も難しいと思ってるでしょうね」とか。するかしないか聞いてるんだから。まぁ、政治家だから今にはじまったことじゃないと思うけど、賛否はあってもYES/NOで返答の出来る人のほうが好感が持てるし、信用も出来る。本心かどうかなんて問題じゃなくて、YES/NOで対面を維持できる人間であれば、とりあえずはいい。未納と未加入云々も、後付けで言われても言葉のマジックどころか、こじつけでしかないし。
▼「星海の楽園」デイヴィッド・ブリン/ハヤカワ文庫
読み終えた、終わっちゃった。また5年は待たなきゃいけないなと、ちびちび読んでいたのだけれど、とうとう読み終わっちゃった。やっぱ面白い。ちょっと視点が散漫になった気はしたけれど、ストリーカーのお役目に一段落が着いたのには感慨深いものが。鬼子のささやかなあっかんべーも良かった。ブリンの作品の面白いところは複数視点によって事象に面白みと深みを持たせる点。僕個人としてはそこが一番のツボ。アンダースンの「百万年の船」が好きなのも複数視点だからかも。好みをもうひとつ言うならば、一つの時代に固執しない立ち位置の壮大さがいい。キャラクターが世界をつなげるんじゃなくて、キャラクターのやってきたことが世界を繋げる。サンダイバーに出てきた主人公がまた登場して欲しいわけではなくて、サンダイバーがあったればこその世界が出てくるのが楽しい。んで、今回のシリーズで改めて実感したのは、どうも進化の考え方が自分とマッチしていること。ブリンの影響でなったのか、同じだから好きなのか、偶然なのかはわからない。でも、明らかに7代進化論になってきてるので、次はガイア論にでも行き着くか、次元生命に行くのか興味津々。でも、また5年待つわけだから、辛いよ。
▼20日になれば少しは身体が空きそう。まずは、滞ってる諸々のことをなんとかせなば。


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