SprengerDiary

2004年06月01日(火) 肩が・・・

▼身体、ちょびっと空いた。
▼先日、マンションの内覧会に行ってきた。申し込んだ部屋は、モデルルームとは形が違うし、角部屋なのでちょっと不安。商社の兄ちゃんに「入居してからだとお受けできないことがあるので、今のうちにしっかり確認してくださいね」と念を押される。住んでからじゃないと分からない所もあるけれど、いそいそと確認。何箇所か問題点発見。まあ、ありきたりなミスって感じ。8階のベランダから外を見回す。周りはなかなか見晴らしがいいのだけれど、なんか肩が重い。ローンの年数を考えると、こんなもんなのだろうか。って言っても、自分で払うの3割ほどだし、10年くらいだから贅沢なんだろうけど。
▼藪っちと「パッション」を見に。「面白くない・・・キリスト教の人は、好きなアイドルが脱いだ映画見せられた気分だったんだろうな。そりゃ、ショックだよね」と言ったら「ああ、きみが口悪いの思い出したよ」と叱られる。でも、イエス様はこんな苦難をお受けになったんですよ、というスナフもどきの映画を淡々と見た日にゃ、愚痴も言いたくなるわいな。公民館でやる映画としてはいいんでないでしょうか。
▼時間が時間だったので、オールナイトではやっていなかった「ビッグ・フィッシュ」。藪と今度見に行こうと緩い約束。揺るいでの、翌日一人で見てしまう。ごめん。町並みにシザー・ハンズを感じながら、ほんわかを堪能。こういう「親父の背中」的な作品は好きだ。通の人が見れば「温い」とか「直接的すぎる」とか思うのだろうけど、おっさんは簡単なのでいいんです。頭使うのだるいし。
▼「破線のマリス」野沢尚/講談社文庫
自分の今やってる仕事とはまったく違うのだけど、扱ってる機材が同じだし、広い目で見れば同じような職種ってこともあって、なかなか楽しく読ませてもらった。時間に追われる日常と、コンビニ寄って寝るだけってな生活まで同じ。いやだね。特殊な業界を伝えながら、読み物として吸引力を持っている序盤。ここらは、凄いなぁと読むスピードも速くなる。でも、中盤辺りからはただの焦点の転がしだし、落ちも微妙。当初の焦点である事件から、最終的にはテーマとなる焦点に移行し、提議じみた余韻を残しつつ終了。でもこれって、ベストは当初の焦点を消化しつつ、その上で次の焦点を消化すべきものだと思う。当初の事件的焦点よりも、テーマ的焦点の方が重要だから、当初のは決着・真相という形で消化しなくていいとは思わない。決着することで得られる面白さを放棄してる。読みやすさは別として、放送業界ノンフィクションでやればええじゃん。乱歩賞受賞作らしいけど、最近は広げた風呂敷の大きさと柄で判断するのかな。きちんと畳んでなんぼだと思うのは、考えが古いのかな。完全に畳まない美学は、僕は好かない。この作品、エヴァンゲリオンとかと一緒かもw
▼現実逃避はやめて、請求書作ろっと。今月、売上見るの怖いなぁ。


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