王様の耳はロバの耳
戯言。暴言。失言。


2001年12月10日(月) 意志が弱く寂しい人間

明日はベンツさんのお誕生日。
誕生日休暇をとったそうな。
ホテルも予約したそうな。

う〜ん・・・手ぶらで行けへんやん!
何にも用意してないよ。
どうしよぉ〜
待ち合わせの時間までにダッシュでシャンパンでも買いにいくかぁ?


こういう関係において
カタチに残るプレゼントは良くない。

サトシにもらったピアスは捨てられない。
付き合っていたころは毎日身につけていた。
サトシのことが想い出に変われば
気分によって付け替えるコレクションのひとつにできるかもしれない。
私はピアス以外の貴金属は身につけない。
時計もつけないし結婚指輪もしてない。
サトシからもらったピアスはカラダの一部になっていた。


あらら・・・
ベンツさんの誕生日の話なのに・・・


いつもいつだって毎日どんなときも、そうなんだ。
些細な日常の中の出来事でも、ふと気が付くとサトシのことを考えている。
重症だ・・・



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



この前サトシとメッセで話したとき、また余計なことを聞いてしまった。
お正月実家に一人で帰ると言う。
お盆に会った人と会うだろう。
『続いているの?』と聞いたら「いや。たまにメールするくらい」だと。
それって続いているってことやん。
「お正月一人で帰省するよ」とメールを打てば相手次第で会えるんだ。
サトシは「正月だし出て来れないだろう」と言うが
相手の人が出てこられるなら会う訳だ。



他のメル友の話もしていた。

「ろくなやつおらん!」
「アホな主婦の多さに驚くで。」
「今は仕事が忙しくて会う暇ないし
会ってハズレだったら時間の無駄だ。」

仕事が暇になれば会うわけだ。



そういう話を聞いても私はどうすることもできない。
ただ気持ちがざわつくだけ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


出会い系サイトで遊び出したサトシは
それをやめることはできないだろう。
それは私が一番わかっている。
つまらないと思いつつも、
この世界に足を踏み入れてしまったら抜け出すのは難しい。
特に意志が弱くて寂しい人間はそうだ。
くだらないと思いつつ、誰かを求めて、何かを求めて覗いてしまう。

もしも・・・
本当に大切に思える人が現れたなら抜け出せるのだろうか?
正直、自信ない。
いつまでこんな事続けるつもりなのか?
自分でもわからない。
女としての商品価値がなくなるまで、私は彷徨いつづけるのだろうか?
もしもそうなら、未来の私は
とんでもなくボロボロになってしまっている気がする。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


どんなにあがいてもどうしようもできないのに・・・
私は諦める術を知らない。


いつだったか誰かが言っていた言葉に無理矢理すがっているのかも。

  願いは諦めてしまうから叶わないんだ。
  諦めなければ叶うんだよ。

それは自分の夢を実現した人の言葉。



だけど人の心はいくら願って求めても手に入らない。
人の心は変わりゆくモノ。
それくらい私にもわかっている。

なのに・・・サトシを諦めて忘れることが恐くてできない。
こんなに打ちのめされてもまだ微かな期待を捨てられない。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



私はサトシから完全に離れるべきなのだろう。
僅かに繋がっているものを断ち切ってしまうべきなのだろう。
そういう状況に自分を追い込んでも
私はずっとサトシを想い続けるのだろうか?











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