Daily Journel@M403 |
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2003年09月21日(日) 後輩Tの家@戸塚へ
昨日から一転、急に肌寒くなって調子を崩しそうな天気。 折りしも台風15号が近づいていて、外は大雨。 出かけるのが億劫で面倒だなぁ〜なんて思っちゃうような日でした。 そんな天候の中、午後からお出かけ。 戸塚に住んでいる高校時代の後輩Tと、そのファミリーの家へ。 本当は、お昼前には後輩の家に行って、ノンビリ話をしたかったんだけど、 昨日の地震による我が家の被害のせいもあって、午後3時のお茶の時間に お邪魔させていただくことに。お土産は実家から届いた巨峰を。 午前中は昨日からの本棚の片付けの続きをして・・・・・ 棚に収納する本を取捨選択し、ジャンル別に分類しながらの作業なので、 なかなかにして遅々として進みません。しかし、ここは、やるのみです。(涙) 午後になり、少し時間に遅れて家を出ること午後2時半すぎ。 雨は相変わらず強く、肌寒いので薄いジャケットを着てのお出かけ。 大雨のせいか渋滞にあわず、約30分弱のドライブを終えて後輩T達の住む マンションに着くと、中から元気な男の子の声が! もうすぐ満3歳になる息子Hくんです。 前に会った時は、まだ哺乳瓶でミルクをガシガシ一気飲みしていたのに!! 生まれた時に4,800kgもあった超巨大児の赤ちゃんは、既に立派な男の子に 変身していた。 身長・体重を聞き忘れてしまったけど、足のサイズはもう16cmだそうな。 うーん、巨大児のまま同年齢の子に追いつく隙も与えないほど大きくなった とは聞いてはいたけど・・・ これは確かに見間違いようもなくデカイ。 そして、いつの間にか、そんなに時が経ってたんだなぁ・・・。(しみじみ) 夫婦共働き家庭なので、0歳児から保育園に通っている逞しい彼は、 ぜーんぜん人見知りしないし、言葉の喝舌もすごくハッキリしている。 父親Tに似たのか(笑)、会話も理論的で普通にコミュニケーションが成り立つ。 話をしていて、「???(何を言ってるのかな?)」と思う部分が殆どない。 なんだか、年齢の割に妙〜に大人っぽいのです。 ジュースを欲しい時も「ジュースください!」って丁寧語だし。(苦笑) もちろん子供らしくて可愛い部分もあるけれど、ダダをこねたり感情的に 起伏があったりすることもなく、精神的にとても成熟している感じ。 なんだろ、体が大きいと、脳や心の成長も早いのかな? 兄弟はいないけど、保育園では既に良きお兄ちゃん役として、年下の子の 面倒を見ているというし。 0歳児から保育園に通ったこと+もともとの性格があいまって、小さな頃から 生きていくのに必要な知恵みたいなのを自然と身に付けてる気がする。 まだ3歳にならないうちから、ものすご〜く社会性・社交性があるのだ。 人間、誰だって他人には自分を大事に扱われたい。大人も、子供も。 初めて会う相手に、拒絶されるんじゃなく心よく受け入れてもらうためには、 自分からニコ〜って笑いかけることって、実はものすご〜く大事じゃない? それがね、嫌味なく自然に出来る子なんだ。既に社交術として身に付いている。 そうする方がいいって体で知ってるって感じ。恐るべし!! でも、それだけじゃないんだよなぁ。 なんというか、この親にしてこの子ありってな感じでもあるのです。 子は親の鏡とも言うけど、まさにね。両親のキャラを反映している。 ということは・・・・・ 我が家にも、私達夫婦を反映した子供がやってくるの だろうなぁ〜というですね。うふふ、どっちに似るかで性格が違いそう。(笑) でも、逆にね、そう思えばこそ、何となく安心できたりもする。 だって、「この子、誰の子?」という突然変異みたいに突飛な性格の子は 生まれてこないはずだものねぇ? そして、自分が好きで一緒になった相手と 自分との間に生まれる子なら、なんとなくうまくやっていけそうじゃない。 そう考えると、他人の子は苦手に感じても自分の子は可愛く思えるという話にも なんとなく納得できちゃう気がする。母性とか父性とかを差し引いてもね。 だって、ウマの合わない人とは友達になったり仲良くしないじゃない。 たとえどんなに近い存在だったとしても。仮に血が繋がっていたとしても、 ウマが合わなければ自然と距離を取ったりするものだし。 で・・・話が横道に逸れたので元に戻しましょう。(笑) 3歳前にして大人なHくんは、私達どちらが相手をしても非常にラクだし、 会話をする中でよく笑う。裏表無く反応を返してくれるので接しやすい。 お陰で、子供好きのKin-chanのツボに入ったよう。 私が後輩夫婦と一緒に話をしている間も、隣りの部屋でずーっと一緒に REGOを組み立てたりして遊んでいるのでした。(笑) その後、 「夕飯、カレーにするんですけど、良かったら一緒に食べていきます?」 という言葉に甘え、結局お茶だけでなく夕食までご馳走に。 その夕食も、またこれが楽しくて、妙に居心地がいいんだな。(笑) 昔ながらの公団タイプの間取りなので、台所もオープン式。 その台所に立って包丁を握り、さりげなくカレー用の野菜を切り始めたのは 夫であり男である後輩T。(笑) それがまた、この家だと自然なのです。 オープン式だから、ダイニングテーブルに座って後輩Tが作業している姿を 見ている奥さんA子さんと私とも、料理をしながら会話できる。 孤立しない。あくまで、料理は会話しながらの手作業でしかないのだ。 そして、それが至って普通で当たり前の光景なのだ。 お腹がすいたしもう夕方だから、このまま楽しい話は続けながら、その間に ちゃちゃちゃっと料理でも作っちゃいますね。そんな感じだ。 この家に遊びに来ると、世間での当たり前な考え方とか常識が、時として 馬鹿馬鹿しくなるほど居心地がよくって、肩の力がス〜ッと抜ける。 ありそうでない家。そして、実は私にとって理想の家だったりする。 家というか、夫婦というか、家族というか、雰囲気というか。 夫婦や家族のあり方とか、交友関係なんかも含めてね。 だいたい・・・ 高校卒業して何年たつんだ? しかも3人とも違う学年だし。 Kin-chanが高校3年生の時に、私が高2で、後輩Tは高1だった。 受験を控えた高3のKin-chanは、既に部活を引退した身だった。 3人で共有していた期間なんて、そもそも1年も無かったはずだ。 その上、一時期、私の仕事が忙しかったりして疎遠な時期もあった。 私とKin-chanとなんて、つい数年前に、この後輩くんの家で再会するまで、 彼の卒業後10年くらい全く顔を会わせてなかったくらいだもの。(笑) でも、お互い別々に、その後輩Tの家には遊びに行ってたんだよね。 彼は、私には考えられなかったくらいに早く家庭を築いてしまったので。 そして、たしか、お互いの近況を後輩Tを経由して聞いていた気がする。 私達の双方と細く長く交際が続いた結果、私達夫婦のキューピッド役まで こなしてしまった彼らは、人としての価値観が私達と近いのかもしれない。 そういう人と人って、お互い磁石みたいに自然と引き寄せあうものだから。 逆に、そうじゃないと、どんなに引き寄せようとしても上手くいかない。 例えば、リッチでゴージャスな旅行よりも、身の丈にあった旅行を好み、 国内のYHに家族で泊まったりしちゃうところなんかは、 我が家と「好きの感覚」がとても近くて、醸し出す空気が似ている。 だから、実のところ、私が旅行の話をして一番楽しいのは、この夫婦と話して いる時かもしれない。 彼らが良かったという場所なら、良さそうし行ってみたいなと思える。 その逆も然り。彼らになら、自分達が行ってみて良かったと思う場所を、 率直に歯に絹着せず「良かったよ!行ってみてっ!!」と言えるんだな。 なんてったって、私達の旅の仕方は、一般的な旅の仕方とはちょっと違う みたいだから、普段は手放しで人に対して薦めるようなことはしない。 でも、私達が釧路に3月に丹頂鶴を見に行った旅の話は、彼らにとって たいそう魅力的な話に聞こえるようだったし、彼らが家族で沖縄や台湾を 旅行した時の話も楽しそう。そういう旅もいいね!って感化し合える。 今回も、8月に我が家が旅行した東北の話で盛り上がった。 彼らも、たしか数年前に夫婦で東北のあたりを旅行していたはずなので、 泊まった宿や、良かったよね〜という宿が一緒だったりして。(笑) 「ねぶた祭り、いいなぁ!行ってみたいんですよー!」という彼らに、 「だったら、ここのYHがいいよ。ねぶた期間中なら家族でも泊まれるし、 ツアーで手軽にハネトになって参加できるから、息子のHくんを連れて 一緒に行ってきたら〜?」などと、オススメのYHを紹介してきたり。 つい10日ほど前には、後輩夫婦は2人で北海道に行ってきたらしい。 後輩Tがとある学会に出席するべく札幌に行くというので、奥さんA子さんも 仕事を休んで一緒に行くことにし、2泊3日の旅行をしてきたという。 そして、その間、息子Hくんは後輩Tの実家に1週間のロングステイ〜。(笑) 働くお母さんを持った上、このお母さん、短期宿泊の出張もこなす。 だから、息子のHくんは、お母さんの仕事の都合もあって、時々祖父母の家に 一人でロングステイするのだそうだ。だから、既にそんなのは慣れっこ。 なんか、日本の家庭では珍しいよね。American?というより European? 奥さんのA子さんが、これまた生き方上手でもあるなぁといつも感心する。 小さなことに拘らず、変な見栄も虚勢も張らない。大らかで器の大きい人。 この後輩Tにして、この妻Aありである。まさに、まさに。 その点、私達夫婦の方が、ちょっとばかり他人に対して小奇麗に格好よく 見せようとしてしまう見栄っ張りなところがある。長男長女気質?(笑) でも、実際心の中では、「本当は、これくらい肩の力が抜けてると、自分も 周りももっとラクに自由に生きていけるんだろうなぁ〜」と気付かせてくれる 貴重な存在なのだ、彼らは。なかなか真似できないんだけどね。(苦笑) というのも、彼らはボーダーレスで偏見なく接してくれる人達だから。 後輩Tと妻のA子さんにとって、相手が女性だとか男性だとか、はたまた 年上だとか年下だとかいった枠付けは、実はあまり意味がない。 実際、海外留学生とか旅先で出会ってそのまま仲良くしている人たちとか、 彼ら夫婦の交友関係はバラエティに富んでいるのだ。 枠に囚われないからといって、変に不躾だったりもしないし、未だに私達の ことを「〜先輩」って、先輩づけで読んでくれてたりする。 そういう表現上の形式ではなく、年齢も性別も国境さえも超えた付き合い方の 姿勢が、私のツボにピタッとハマッていて、だからこそ、きっと接していて 心地いいんだと思う。 ちなみに、後輩Tと妻A子さんは、2人とも私達夫婦より年下だけれど、 人生を生きていく上での先輩だと思っている。少なくとも、私は。 実は、彼らは後輩Tが学生(大学院生)のうちに結婚していて、最初は 後輩Tの奨学金+バイト代と、妻Aが働くことで生計を営んでいた。 そんな彼らが結婚して、既に10年以上の時が経つ。 だから、私なんかにすると、だんぜん人生の大先輩なのだ。 子育ての先輩としてだけでなく、人生の、そして結婚生活の先輩としても 私は彼らを尊敬している。心から。 | |
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