Daily Journel@M403



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2002年04月08日(月)    おかえりなさい

去年の日記で、ツバメの巣の話をしたのを覚えていますか?

4月に入ってすぐ、今年も我がマンションに一つがいのツバメがやってきました。
去年のツバメと同じツバメなのかは分からないんですが。(笑)

しかし、今年のツバメは、やってきて早々、ハプニングに遭いました。
なんと、去年から残っていた巣、そこに既に寝泊りしていたのに、きれいさっぱり
撤去されてしまったのです。(泣)

最初それに気づいた時、私は何が起きたのか、すぐには理解できませんでした。
だって、昨日の夜までは確かにそこにあったのに、跡形もなく消えていたのです。
そして、それは、「今年もツバメがやってきたよ!」と、Kin-chanを連れて巣を
見に行った時のことだったのです。週末のことです。

とっさに考えたのは、(1)管理人さんが判断して撤去した、(2)住人の誰かが苦情を
伝え、それによって管理人さんが撤去した、、、そのどちらかだということ。
というのも、巣の下の通り道は、1日経つとツバメの糞などで、かなり汚れます。
それを毎回掃除する管理人さんは大変だろうなぁと思います。或いは、まだ新しい
マンションに汚れがついたと思う住人の方もいるのかもしれません。

いづれにしても、巣は取り払われてしまいました。
「ツバメの巣くらい、別にいいじゃない。同じ屋根の下に暮らしたって。。。」
Kin-chanも、私も、なんだか理不尽に感じ、またとても哀しくなりました。
その一方で、私たちと違って、ツバメの巣を不快に思う人もいて、それで撤去した
のなら仕方がないのかもしれない、まだ雛がいなかっただけマシかもしれない、
と思い直してみたり。。。

ところが!
週が明けると、マンション内のあちこちで、ツバメの巣のことが話題になって
いました。巣のあったあたりを眺めるママさん+子供たち。ママさん達の立ち話
から漏れ聞こえる「ツバメが・・・」「巣が・・・」という言葉。
どうやら、ツバメの巣を見守っていたのは我が家だけではなかったようです。

一方、巣を失ったツバメたちは、めげずに、元あった場所から少し離れた所に、
新しい巣を作り始めました。今度は一からの巣作りなので、なかなか時間がかかり
そうです。この間までは、夜になると去年からの巣にチョコンととまって寝ていた
けれど、今はどうしてるのかなぁ?と見上げると、すぐ横の換気口の筒の上で、
身を寄せ合って寝ていました。

そして、数日後。
ふと、管理人さん宛用として掲示板に設置されている連絡帳を見ると、ある部屋の
住人の方が、ツバメの巣のことを書き込んでいました。「前日まであった巣が、
翌日にはなくなっていました。管理人さんの方で撤去されたのでしょうか?」

管理人さんからの返事のコメントは、「管理会社に確認の電話をした後、管理人の
方で撤去いたしました。今後は気をつけます。」とのこと。
・・・ということは、新しい巣は撤去されずに済む・・・ ということでしょうか。

マンション内に同じような思いを持っている人がいるのだということ、そして、
その思いが管理人さんに伝わり、理解してもらえたということ。嬉しいです。
それと!最近、新しい巣の下に落ちているゴミを、ホウキではいている住人の姿を
時々見かけます。なんだか、それを見て心が温かくなりました。とっても素敵!

私も、今度気がついたら、ぜひホウキで掃除しようと思います。

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