えびたま

2020年03月21日(土) 聖火とタピオカの行列は長い

仕事帰り、仙台駅が騒がしかった。
本屋に寄って東口への連絡通路を横切ってわかったけど
聖火が展示されてて、それを見物する人の行列だった。
わー。
見たってただの火であることはわかってるので
さっさとお家に戻ってお昼ご飯を食べるのだ!
道々パン屋に寄るのだ!とそそくさとその場を離れたが
お目当てのパン屋は連休のため閉まっていた。

仕方ないのでコンビニに寄ることにし
いつもと少し違う道を通ったら、
比較的近所にあるカフェから物凄い行列が伸びていた。
列のそばにはちらほら、タピオカドリンク的なものを持った
女子たちが。
並んでいるのもほぼ女子たち。
わー。
平日はこんな列になってるの見たことない。
いや、日中は行列できてたんだろか。
連休だから?
みんなやることなくて、こんな繁華街でもない場所で
並んでるの?

おうちでご飯食べた後、程なく映画を観に出かけた。
「ジョジョ・ラビット」
ナチに心酔している少年ジョジョ。
想像のおともだちアドルフと、兵士になる夢を見ている。
お父さんは戦地にいて、お母さんと二人きり。
そのお母さんがユダヤ人の女の子を匿っていることを知ってしまう。
スカーレット・ヨハンソンのお母さんが良かった。
物語の中で強烈な存在感。
前半はブラックジョークいっぱいでヘラヘラ観てたけど
後半はずっと泣いていた。
クレンツェンドルフ大尉、めちゃめちゃいい役じゃんか!!
なんかずるい。
酷いことは当たり前に起きているけれど、
悪人らしい悪人が出てこない。ゲシュタポですらコミカル。
この時何が起きていたか
ナチスが何をしたか、観る側が知っている前提で
(一見)平穏な生活と悪ふざけと悲劇を一緒に描いている。と思う。
「シンドラーのリスト」みたよな悲劇にしかならない描き方と
対照的に思えた。
かなり良かった。
エンドロールの間に泣き止みたかったが、ダメ。
しおしおになって映画館を出た。

東口はまだ騒がしく
カフェの行列は、1/3くらいになってた。


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