ぽあろの音楽旅日記
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2001年07月04日(水) 第73回 「着メロ」を思う

 最近は、携帯電話もずいぶん進化して、着信音をとっても、かなりの高度な和音と音色を誇っている機種が目立ちます。そんな技術の進歩を受けて、「着信メロディー」は完全に定着してますね。自分の好きな曲、最新の流行曲を着信メロディに設定する、確かにこれはとても楽しい機能です。
 ただ、ふと思ったんです。何のために着メロがあるんだろう、と。大勢いるような公共の場で着メロを鳴らすのは、それはたとえば電車の中で歌うのと同じことではないのかな、と思ったんです。単純に周囲に迷惑、ということ以上に、「自分の趣味嗜好を誇示する」感覚を感じます。知人の間でそれがおこなわれるのはかまわないですが、大勢の中でおこなわれるのは、要は見知らぬ他人に「ねーねー、僕はこういう音楽が好きなんだ、おしゃれでしょー?」と声かけて回るのと同じような気がするんですね。
 さらに気になるのが、着メロを鳴らす時間ってどれくらいあるんだろう、ってことです。電話が鳴って出るまでに、どれくらいの時間があるでしょう。ましてや「携帯」電話なのですから、たいていはほんの数秒で出られるわけです。その数秒のために、高い機種を買うのかな、と疑問に思うんです。逆に、着メロを鳴らしたいがために長時間でないのならそれはそれで嫌ですね。
 そしてもう一点、機能が上がってもたいした音でないことに変わりがない、ということも気になります。CD聞くほうがいいじゃないですか、はっきり言って。高度化が進んでいけば、CD並の音質での着メロも可能でしょうが、そうなると着メロなのか、お店なりのBGMなのかがわかんなくなったりしそうですね(笑)。

 以上、仕事のためいつも「まなーもーど」な男のひがみでした(爆)。


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