ぽあろの音楽旅日記
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2001年03月29日(木) |
第58回 ホルスト 組曲「惑星」 その2 |
以前にご紹介した、「惑星」の「その後」です。あれからそんなにたっていないのに、CDを2枚も入手してしまいました(笑)。そんな余裕があるのなら、「新規開拓」しろという話もありますが、どうしても気になるんですよね。
☆スラットキン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 一枚でいいから、「イギリスのオケ」の「惑星」を持っておきたかったんです。どうもイギリスのオケは、イギリスの作曲家の曲になると本気を出すようなので(笑)。スラットキンの棒の冴えもあいまって、見事な「惑星」になっています。特に「火星」のとんがりっぷり、「水星」の軽さは絶妙です。 ☆メータ指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 前回も紹介しました。借りて聴いたことがあるだけのこの盤を、とうとう手に入れてしまいました。聴く前に恐れていたのは「記憶の美化」だったのですが、僕の中の美化された記憶すら消し飛んでしまうほどの激烈な演奏です。「火星」の低音部の充実というか、踏ん張りはすさまじいまでの迫力を出しています。メータの握り拳が垣間見えるような、大・大熱演です。
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