ぽあろの音楽旅日記
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2001年03月21日(水) 第52回 ロドリーゴ アランフェス協奏曲

 スペインの作曲家、ロドリーゴの代表作で、中学校の音楽の教科書にも載っています。ギター協奏曲、というのは数としてもそれほど多くないと思いますが、その中でダントツの知名度を誇っていますね。有名なのは第二楽章の主題、イングリッシュホルンの切ない響きが哀愁を感じさせます。
 先日、久々にCDを引っ張り出して聴いたのですが、なんといっても第一楽章がいいんです。旋律の美しさや印象は、例の第二楽章の主題が上なんでしょうが、楽章全体を通しての「心地よさ」がいい。クラシック入門者の妻もこの楽章を絶賛していました。南欧の明るくのどかな情景が目に浮かびます。

☆アロンソ指揮 スペイン国立管弦楽団 イエペス(ギター)
 ギターの神様、といっていいんでしょうね。イエペスの演奏です。ギターの持ち味とは何か、を知り尽くしている奏者です。最近、超絶技巧を誇るギタリストがたくさん現れていますが、どうなんでしょう。この演奏でのイエペスの情感こもった「音力」を出せる人はいるんでしょうか。オーケストラもこの曲には慣れているのでしょう、メリハリがあってしかも温かい好演で、イエペスのギターをいっそう際立たせています。


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