ぽあろの音楽旅日記
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2001年03月07日(水) |
第43回 ドヴォルザーク 交響曲第8番 |
ドヴォルザークと言うと、交響曲第9番「新世界」がひたすら有名ですね。この第8番は隠れた名曲、でしょうか。もともと聴くようになったきっかけは、まず「新世界」に涙を流したことでした(笑)。新世界=アメリカでこれだけ感動したんだから、次も、となるのが人情です。第8番には「イギリス」という副題がついています。「アメリカ<イギリス 」という不等式が頭の中に浮かんだんです(笑)。 実際のところ、「イギリス」というのは、イギリスの楽譜出版社から出された、ということで曲調とはまったく関係がありません(笑)。スラヴの素朴な音楽で構成されている、軽妙かつ穏和な曲です。
☆ケルテス指揮 ロンドン交響楽団 全般を通して「秋」のイメージの演奏です。ケルテス盤としては、僕が涙を流した「新世界」への信頼が強かったので、安心して聴けました。最近のオケの演奏にありがちな「怜悧さ」や「鋭さ」とは無縁の、牧歌的な演奏です。 ☆ドホナーニ指揮 クリーヴランド管弦楽団 上のようなことを言いつつも、流行に弱い僕です(笑)。この盤を購入した当時、この理論派指揮者ドホナーニと職人集団クリーヴランド管のコンビが乗りに乗ってました。特に「新世界」が評判が高く、僕も買おうと思ったんです。でもひねてますから(笑)、最初に「第6番」、次に「第7番&第8番」と下から攻めていったんですね。で、結局「新世界」はまだ買っていません。音の澄んだ、きりりとしたいい演奏なんですが、第8番でちょっと足止め食っちゃいました。やはりドヴォルザークの良さは「土俗的」「牧歌的」にある、と確信したもので。。。
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