ぽあろの音楽旅日記
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2001年03月03日(土) |
第40回 サン=サーンス 交響曲第3番「オルガン付」 |
パイプオルガンの響き、というのはなんとも荘厳なものです。響き以前に、たたずまいからご立派。サントリー・ホールへ一度だけいったことがあるのですが(ウイーン少年合唱団)、休憩時間に間近まで行っちゃいましたもんね(笑)。 そのオルガンを第4楽章で起用した、この曲。当然、その第4楽章が人気も高いのだと思いますが、それまでの楽章も聴きごたえありますよ。個人的には第3楽章。人生に押し寄せる嵐のイメージです。それがあるからこそ、終楽章のオルガンの音色に導かれ、天に上っていけるのだと思います。 それにしてもなぜ「サン・サーンス」でなく「サン=サーンス」なんでしょうね?「リムスキー=コルサコフ」もそうですけど。等号??(笑)
☆レヴァイン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 荘厳=ベルリン・フィル(笑)。あまりにも安易な発想から、この曲に関して最初に入手した一枚となりました。期待にそむかぬ荘厳さ。オルガンの荘厳さを、弦が上回っちゃってます(笑)。音の「太さ」もさすがです。 ☆チョン・ミュンフン指揮 パリ・バスティーユ管弦楽団 バスティーユ管は、正直言ってしりませんでした。最近なんとなく、フランスのオケが頑張ってますよね。そう思って買った一枚。いや、これ、いいです。全体を通して音が澄んでいる印象で、その澄んだ音で荘厳さを出すという、なんだか自分で書いていて変な感じです(笑)。オルガンの響きを活かしきる終楽章に聴きごたえが。
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