ぽあろの音楽旅日記
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2001年02月26日(月) 第35回 オルフ「カルミナ・ブラーナ」

 オーケストラ・合唱・独唱による、ドイツ中世の世俗音楽の集大成とでも言うんでしょうか。僕はイマイチ曲の詳細にこだわらない傾向があるんです(笑)。
 この曲との出会いは、大学時代の友人の薦めでした。それも、「すごいCD手に入れたから聴きにこいよ」という、妙なお誘いだったのを覚えています。みんなで彼の部屋で聴いた「カルミナ・ブラーナ」はド迫力、そして軽やか、ときに物憂く、まるで「人生いろいろあるさ」と説教されているような感覚。すべてのシーンが生き生きしていて、自分もその世界に引き込まれていく感じでした。
 冒頭と最後に演奏される部分は映画やTVでも有名です。

☆小澤征爾指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 他
 友人が「すごいCD」といった盤です。すごさのあまり、僕も購入しました。他の演奏と比べるとはっきりするのですが、従来の「カルミナ・ブラーナ」の解釈よりかなりテンポも速く、メリハリのある感じです。その点でこの盤は「スタンダード」ではないのかもしれませんが、僕の中で間違いなく「ベスト」ですね。合唱は晋友会合唱団、世界最強(?)のアマチュアコーラスです。これがまたすごい。
☆レヴァイン指揮 シカゴ交響楽団 他
 聞き比べるために借りてきたことがあります。こっちのほうが「正調」なのでしょうね。原曲の原形をとどめてるからでしょうか、聴いていて安心するのは確かです。普段から聴くならこっちかな。でも僕の場合「気分転換」にドカンドカン聴きたいので(笑)、その点では小澤盤です。


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