ぽあろの音楽旅日記
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2001年02月20日(火) |
第29回 アストル・ピアソラ〜タンゴの魔術師 |
ピアソラのタンゴについてです。昨日(2月19日)、NHKの「青春のポップス」にバンドネオン(タンゴ・アコーディオンとでもいいましょうか)奏者の小松亮太と彼のバンドが出演していました。ビートルズ・ナンバーのタンゴアレンジ(!)と、ピアソラの曲を一曲ずつ。久々に耳にするバンドネオンの切ない響きに家族全員うっとりしました。 で、昨晩・今日とピアソラのCDを聴いたのですが(ここらへん単純です)、やっぱりいいものはいいですね。タンゴ好きの母はピアソラのタンゴを「お上品なタンゴ」と呼びます。確かに、僕の中でも普通タンゴというと「場末の酒場」のイメージが強く、またそこにこそタンゴの魅力があると思うのですが、ピアソラのそれは、酒場を一歩抜け出した印象があります。
☆「現実との三分間」 ピアソラ六重奏団 ピアソラのラストアルバム「現実との57分間」に収録されている演奏です。TVでこの曲の演奏を見たのがピアソラとの出会いでした。タンゴは哲学、という考えを起こさせる曲です。でもそれは難しい、ということではなくて、精神的に深い、といったところだと思います。 ☆「リベルタンゴ」 ピアソラ五重奏団 「ピアソラ・ライブ・イン・ウイーン」に収録されているものを持っています。日本でのピアソラ人気を支える一曲でしょう。有名どころではチェロのヨーヨー・マが録音していました。でも僕としては、リベルタンゴはチェロではなくバイオリンだと思います。
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