ぽあろの音楽旅日記
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2001年02月17日(土) |
第26回 イベール「寄港地」 |
どうも「海」の曲に弱いんです。幼い頃、海に浮かぶ島にすんだことがあるからなのか、少年期を海辺の町で過ごしたからなのか、それとも単に好きなだけなのか。今住んでいる街が海に程遠いせいもあるかもしれません。 この曲は、タイトルにあるように「港」「航海」をテーマにした曲です。3楽章からなっていて、それぞれ違った個性の「海」を示しています。港町独特の雰囲気がいいです。全曲とおして、美しい海のきらめきと、そこに生きる人の息づかいが華やかに描かれています。
☆プレヴィン指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 すいません、オケはうる覚えです。フランス音楽のオムニバス盤でした。なんともまあ、このプレヴィンという人は多芸ですね。ジャズ・ピアノから始まって、こういうフランス音楽もこなすし、ドイツ・クラシックの王道も走るし。この曲の演奏は瑞々しさを感じさせてくれます。オケの音質にも寄るのかな。 ☆ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 45年前の演奏がかなりきれいな音質で聞けるというのは幸せなことです。去年購入したCDですが、昨今のクラシックCDの相場からするとめちゃ高かったです(3500円)。でもそれだけの価値はある!華麗なサウンド、海の波のきらめきまで見えるようです。
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