ぽあろの音楽旅日記
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2001年02月08日(木) |
第19回 マーラー 交響曲第1番「巨人」 |
マーラーにはかなり前から興味があり、クラシックに詳しい知人にお薦めを聞くと「巨人」がいい、と言われました。そのため、僕がマーラーを聞くようになるまでにはかなりの回り道を強いられたのです。なにせ「阪神」ファンですから(笑)←事実。 大学生になってから、「巨人」のとりこになりました。この曲を入り口にして、マーラーの世界へどっぷりはまる予定だったのですが、そうはなりませんでした。CDだけなら、第2番、第5番、第6番と入手しているのですが、どうもマーラーの「毒性」についていけないというか。その点、「巨人」は若さと希望にあふれている(その裏にある「若さの憂い」もまたいいんです)感じがします。
☆ハイティンク指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 最初に「巨人」を聞いた一枚です。これを最初に聴いてよかったと思っています。とても骨太の、しっかりとした演奏ですが、爽やかさも感じます。ハイティンクは「マーラーの『毒』に立ち向かうのではなく、じっくりと付き合うことが大切」と言うようなことを語っていました。じっくりと付き合った結果を、このCDで体現しています。 ☆バーンスタイン指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 最初に「スタンダード」を聴くと、バーンスタイン様の演奏を聞きたくなるんですよね(笑)。指揮棒を大上段に振りかざす姿が目に浮かぶ(笑)、熱演です。その熱演に完全に応えきってしまう、オケの実力に驚嘆。ヘッドフォンをつけて、自分の世界に入りたいときにお薦めの一枚(笑)。
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