ぽあろの音楽旅日記
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2001年01月23日(火) 第3回 土の匂いのするクラシック!?

 なんて言い方をすると怒られるのかもしれませんね。今日ご紹介する曲は、ボロディンの交響曲第2番です。
 ボロディンはロシアの作曲家で、「だったん人の踊り」が非常に有名です。「ストレンジャー・イン・パラダイス」というタイトルでポップスアレンジもされていますね。僕はこの「だったん人の踊り」が好きで、それ聞きたさにCDを一枚買ったんです。そのCDのメイン(?)が交響曲第2番でした。そして、一聴してこの曲のとりこになってしまったのです。
 クラシック界でも決してメジャーな曲ではありません。演奏しているのはほとんどがソ連・ロシア系の楽団で、指揮もロシア人のものばかりです。曲自体もどちらかというと地味な感じがします。
 でも、タイトルにあげた「土の匂い」、あるいは「素朴さ」が前面に出されていて、あたたかい気分になれるんです。キラキラとした輝きはありませんが、まるで暖炉の火のような、穏やかな明るさ。出会えてよかった、と心から思える一曲です。

☆アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
 数少ないこの曲のCDのなかでも、非ロシア人指揮者、非ロシア系楽団による珍しい演奏です。とはいえ、フランス・ロシア系の音楽を扱わせれば超一流の両者ですから、演奏はすばらしいものになっています。録音が古いのですが、それもまた「素朴さ」につながっている感じです。一番のお気に入りです。


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