ぽあろの音楽旅日記
目次へ前へ次へ


2001年01月22日(月) 第2回 クラシック曲を吹奏楽で

 吹奏楽が演奏する曲にもいろいろありますが、大きく分けるとするならば「吹奏楽のオリジナル曲」「クラシックのアレンジ曲」「その他(ポップスやジャスなど)のアレンジ曲」となるでしょうか。今日はクラシックからのアレンジ曲について。
 クラシック愛好家の中で人気(知名度)の高い曲と、吹奏楽愛好家の中で人気(知名度)の高いクラシックアレンジ曲には、多少(かなり?)のズレがあります。結局、「吹奏楽へのアレンジに向いている曲」とそうでない曲がある、ということなのでしょう。
 楽器編成などの問題もあり、全般的に近代のフランス音楽・ロシア音楽が吹奏楽でしばしば演奏されています。僕から見て「さみしいな」と思うのは、それらの多くが「6〜8分バージョン」になっていることです。これは、吹奏楽コンクールの制限時間からきているのだと思います。
 完成しきっている名曲を時間に合わせてカットする(「名曲アルバム」方式ですね)のも残念ですが、それ以上に時間が合う曲だけが選ばれている気もしなくもありません。6〜8分となると、クラシックでいうところの「小品」が多くなるのも当然ですね。
 とはいえ、そういった曲の中で、吹奏楽で演奏して栄える曲があるのも確かです。逆に「第九」あたりをブラスでやってるのを聴くと、「なんだかなあ」って感じがするのも、また確かなんですよね。選曲が命、ですね。

☆イベール「寄港地」よりバレンシア
 海上自衛隊中央音楽隊、の演奏だったかと思います。オケ版とは一味違う色彩感があって大好きな演奏です。
☆レスピーギ「ローマの祭」より主顕祭 藤本博途指揮 岩国高等学校吹奏楽部
 すいません、自分たちの演奏です(笑)。山口県大会金賞、というレベルですから人に聞かせられるものでもないのですが、CD作っちゃいました。乱雑さも味のうち、って感じです。でも解釈的には、ほかのオケの演奏にも負けない、と勝手に思っています。


ぽあろ |MAILHomePage

My追加