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■ MOON CHILD
超・極地的本郷奏多祭開催中につきMOON CHILD。
刹那的・郷愁的・青春ギャングアクションムービー。 (だと思う。)
HYDE演ずるケイ=ヴァンパイアという設定が全く活きていないあたり、なんとも言えない仕上がりに。 ヴァンパイア設定を「ショウより5歳くらい年上でキレると手を付けられなくてそんなトランス状態の自分を恐れている殺し屋」とかに置き換えても、物語に大きな破綻が出てこないと思われる。
出会い 陽に焼かれる→深手を負って身を隠している
海での青春 夜の海に行くくらい特別でもなんでもねー。 (IZAMと窪塚洋介だって行く。あと犬山イヌ子と成宮)
シンの最期 血を吸う→キレて凄惨な暴行、自己嫌悪で失踪
ショウの生存 ヴァンパイアとなって生きている→実は死んでませんでした(ハナに危険が及ばないように身を隠していました)
ヴァンパイア設定やトヨエツの存在に伏線の匂いを感じるも、なんもなしかよ!っていう脱力感がどうにも否めない。ヴァンパイア故の苦悩を描きたかったにしても…うーん。
本業じゃないから演技力は不問に処します。 ただ、Gacktさんの無理くりなワカモノ喋りがかなり哀愁を感じさせます。ちょっと泣きそう。
元々奏多が見たいがために見たのでアレだったのですが、ススムさん(寺島進)登場で俄然テンションUP!中盤忘れ去られていたのに、後半登場するし!
Gacktさんが大好きな映画のパ…オマージュ!!もあるせいか、見てると色んな映画思い出します。それがちょっと楽しい。
119分は長いかな。メリハリに欠けるし、途中でダレる。もうちょっと凝縮して濃厚にしてみたらGacktさんの構想に近づいたんじゃないかと思う。 色んな意味で監督の力量不足が伺い知れる。結局なにがテーマだったんだろう。
ところで2人ともミュージシャンなんだから、もっと音楽に凝ってもよかったんじゃない?
2006年10月13日(金)
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