『コパ東京』,『MILLIBAR』

 『MILLIBAR』のアルバイトG君のウエディング・パーティーで外苑前のブラジル料理『コパ東京』。
19時からだが20時過ぎに着く。『MILLIBAR』の清野さんはお店があるので帰った後だった。

ブラジル好きのG君がブラジル料理店で、ということでサンバカーニバル的ノリなのかと思ったら、普通の結婚式の2次会だった。
私はゴルチェのキラキラメッシュのドレスに、ト音記号のような帽子を持って来たのだが、この雰囲気の中一人でこれはバカみたい?と思って被らないでいた。

最後の15分になって、「どう思う?」と恐る恐る被ってみたら好評だった。
酔っ払った男性が抱きついてきて帽子の渦巻き部分を口に含もうとするので「やめて!」と叫ぶ。
「わーカワイイ!被らせて」と『MILLIBAR』のYちゃん。きれいな彼女によく似合う。

パーティーが終わって退場の列に並んで、G君の大学時代の友人と話していたら結婚を申し込まれる。
『コパ東京』の壁には有名人のサインがずらりと並んでいて水野美紀の名前に反応する求婚者。
「男気のある素敵な人。会ったことないけど、多分これから先どこかで会うと思う」と言ったら「俺も会いたい!」そうですか。

求婚者の仕事は「コンビニ」と言っていたが、G君によると家がすごい金持ちらしい。
大学時代バンドをやっていて、練習にギターを忘れて「買って来るわ」と楽器屋で20万円のギターを買って来たとか、ライブで60万円のギターをぶっ壊したとか。ふーん。

 渋谷に向かう電車の中で一人では、さすがにあの帽子はきつい。『MILLIBAR』に着いてまた被る。
『コパ東京』から来た人が何人か。随分経ってG君夫妻も到着。飲む。

私は結婚願望はないが、結婚パーティーは好き。見てると幸せな気分になる。
『MILLIBAR』のYちゃんが実は誰と付き合っているとか、大学時代の友人が近く結婚するとか、おめでたい情報いろいろ。

Yちゃんは美人なので「鼻高々だよね!」と彼氏に言う。
「どっちからどうやって付き合うことになったの?」
「相当頑張った?」
と二人に根掘り葉掘り聞いてしまう。嫌がられたかもしれない。

「ごめんね、でも私が興味ある人は私に興味がない。私に興味がある人に私は興味がない。そこをどうしたら一致するのかしらねえ?」
ってそんなことは知ったこっちゃないラブラブな二人。

 そして私の求婚者は「mixiやってる?」「やってる」「メールするよ!」と言って音沙汰ない(25日現在)。
まあいいが。
2005年09月17日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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