「内富義之氏が語る、万年東一」,『檸檬屋新宿』,『とときち』,『楽庵』

 宮崎学さんの著書『万年東一』『不逞者』の中で登場する、社会大衆党党首・安部磯雄襲撃事件の実行部隊であった内富義之氏の勉強会が、都内某所であった。

「万年への傾倒がひときわ激しく後年に至るまで万年の脇を固めた舎弟の一人である。氏は現在90歳。今でも『兄貴に付いて良かった、本当に楽しかったね。もう一回生まれたら、やっぱり万年の兄貴につくよ。』とおっしゃる。そういう風に万年東一の颯爽とした生き様に惚れぬいた内富さんに、万年さんの思い出と愚連隊流の生き様を語って頂く」と宮崎さん。

非常に貴重な機会なのに30分遅刻。会場は満席。重ねてある椅子をガタガタと取り出してもらって座る。

内富さんは非常にお元気で、万年さんのエピソードいろいろ。

万年さんが愚連隊とは全然違う組織である軍隊にいた時に、嫌な思いをしたり苛められたりしたことは?という問いに
「名前で助かったって言ってました。『お前は名前がいい』って…。どこへ行っても好かれる人なんです。誰でも好きになる」とか

「グレープフルーツが体にいいって聞いて、グレープフルーツばっかり食べてました。食べ過ぎは良くないんですけどね」とか。

 二次会は『檸檬屋新宿』。移動中に、入院手術を乗り越え元気に復活して滋賀県から来たUさんとお話。

 檸檬屋に入る前に母と電話。先日の「金なら貸せん!」の顛末について母の見解。
「私の格好とかを見て、あんたに言ってきたんじゃないかしら」。私もそう思う。

 檸檬屋では、政局、アウトロー界の夏の陣他いろいろな話。

 居酒屋『とときち』。万年さんに因み生グレープフルーツサワーの杯を重ねる。

本日の参加者はほとんど男性で、中に宮崎さん関係のイベント初参加の女性がいて、お話。

年齢について。
「若々しい=○、年寄りくさい=×というのはおかしいと思う。その価値観に毒されている自分もいや」と意見一致。

私は若く見られる方だが、喜んで「幾つに見えます?」と聞いて2、3若い年齢を言われて「なんだ」と思う。

でも、その女性は私より10歳以上年上だが「同い年」と言っても通用しそう。
「若く見える」というのはこれぐらいじゃないと。美容関係のお仕事と聞いてナルホド。

 寅さんの真似をして私を「さくら」と呼ぶMさんが「蕎麦食おう」。
「いや、もう無理」と言ったが、
「この間の寿司『高かった』って日記に書かれちゃったからな、奢ってやる」と言われてついていく、現金な私。

新宿2丁目の『楽庵』。お腹いっぱい、といいつつスルスル。ご馳走様です、おにいちゃん。
2005年07月31日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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