『植垣康博&李紅梅ご両人の結婚を祝う会』,『バロン』,ささきもと子バッグ


 午前中激しい雨で、結婚パーティーに出かける格好に悩む。考えていたら雨は止んだが時間がなくなり、走って駅へ。

乗り遅れられない「ぷらっとこだま」で静岡。化粧は車中。現金とご祝儀袋は静岡で調達せねば。

 車中、『MARIBAR』パーティー開催の意向を関係各位に送ってみる。この段階で反応が悪ければ駄目だろう。

 16:55静岡着。静岡は不便な街だ。コンビニがあまりない。静岡銀行は土曜日は提携銀行のキャッシュカードが使えない。
三井住友銀行の場所を聞いたら、駅に立ってた警官が教えてくれたのは三井信託銀行だった。もう。

松坂屋の店員は地図を持ってきて説明してくれ、結婚パーティーの会場のホテルも教えてくれた。親切な人だった。

 銀行に向かって歩いていたら「桜井!」と呼ぶ声が。
振り向くと、黒いタクシーからサングラスの男性が窓を開け、タクシーの進行方向をこっちこっちと指差している。
銀行に向かう私を道を間違えたのだろうと、ホテルの方向を教えてくれたらしい。

しばらくして三浦和義さんから電話。タクシーの男性は三浦さんだった。
心配して電話までくれるところがさすが三浦さん。まめ。

汗だくになって『静岡グランドホテル中島屋』のテラスラウンジ。
三浦さんが蜷川正大さんとお茶をしていて、私もアイスティーをご馳走になる。ほとんど一気飲み。

三浦さんはサングラスが赤みがかっているものに変っていて、相変わらずのかっこ良さ。
実は紹介して頂いた蜷川さんと私は同じこだまだったらしく「あら、もしかして化粧してるところを見られちゃいましたか?」と恥ずかしい思い。

三浦さんは月刊誌に写真日記を連載することになっているそうで、写真を撮られる。私の写真なんか撮ってどうすんじゃ?
映画製作の話などもいろいろ聞きたかったのだが、時間でパーティー会場へ。

私はロメオ・ジリのドレスに着替える。三浦さんに「また派手になったね」と言われる。三浦さんにはまるっきり負けるが。

植垣さんは紋付袴姿でお出迎えをしていた。会場には宮崎学さん、電脳キツネ目組の人たちもいて、ご挨拶。
23歳の新婦は朝鮮族の中国人とのことで、赤と緑のチマチョゴリが可憐な感じ。

客席はマスコミ、左右思想系、法曹界など多彩な面々の集まりで、スピーチも皆めちゃくちゃ面白い。
特に獄中にあった人たちの連帯感は強く、しかし皆明るくてとてもいい雰囲気だった。

ご夫婦の年齢差は33歳。植垣さんは27年間獄中にあったので、その年を差し引けば実社会年齢的にはお似合いだ、というよくわからない共通認識もあり。
特に植垣さんのご両親は嬉しそうだった。

中村うさぎさんに「ドキュメンタリー映画『UTAKATA』見ました。監督の中田文さんは知人なんです」と挨拶。
「ああそうなんですか」と見開く大きな目が印象的。

 うさぎさんに映画の話、ホストクラブ通いの後はまっているものなどを聞きながら、電脳キツネ目組の人たちも一緒に二次会場『バロン』へ。

植垣さんのお店『バロン』はぎゅうぎゅう立ち飲み状態、床で座って飲んでいる人もいる。

キツネ目組は新婦の友人、親戚の若い女性たちにいきなり「小泉の靖国参拝は反対?私は反対」などと話しかけている。堅いなあ。

 明日は午後から新宿で宮崎学さんのイベントがあるので、帰りをどうするかというのは着いた時からの皆の話題だった。
新幹線最終か、夜行の「ムーンライトながら」か、朝まで飲んで帰るか。

私は明日からインド出張のHさんと一緒に新幹線で帰る。

 車中ささきもと子さんから電話。バッグの話いろいろ。トンネルで電波が途切れてアウト。帰って話の続き。

 『MARIBAR』パーティー、最もコアな人たちに聞いてみたのに「いいね!行く!楽しみ!」という反応は無し。
これじゃ難しいかなあ。

植垣さんの結婚パーティーもご本人たちは遠慮するも、周りが是非と呼びかけ人となって催されたのであって、自分からやるものではないかもしれない。

でも、多分やる。だって面白いと思うもん!
2005年07月30日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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