『歌わず、語れ。』,企画書,『フィフティーン』

 お友達のNANIOさんのネット小説『歌わず、語れ』

> 構想約5年、そしてホームページ開設とともに連載を初めたのが1999年夏。
> 幾多の挫折をくりかえし、執筆に苦節6年……
> 10年余りの思いを、ここまでひきずって・・・

書かれたという渾身の作品だが、遂に

> 完結しましたっ\(ToT)/

とのこと。素晴らしい!私も大変嬉しい。

10万アクセス目前の『NANIO PAGE!』は、何故か『抱茎亭日乗』といつもアクセス数が近くて、追いかけている感じだったが、これで一気に差が開きそうで、置いてかないでー!とも思う。

私も10万アクセス記念パーティーを構想中だが、お客様がかぶりそう。合同でやるか?
宮崎学さんと、ARBと、スカパラと、ナインアンダーと、冴島奈緒さんと、ゲストもたくさん。
トークショウ、ライブ、ポエムリーディング、そしてサーカスな宴って、どうかしら?
フリマとかオークションもやって、NANIO祭り。ああ楽しそう。

などと一人で空想。盛り上がってNANIOさんのBBSに

「じゃあ早速、お祝い&打合せがてら、飲みますか」

と投稿。

とはいえ、NANIOさんはシャブ中サバイバーの自伝的小説という偉業を成し遂げた。
私はただ、今にも終わりそうな日常を生きているだけで、人を集めるお題目がないではないか。とも思う。

 ならば、お題目は作ればいいのであって、活動開始。
言ってるだけの企画を、ブルンブルン始めればいい。
バッグ・プロデューサーとして企画書を書く。

紐や紙で作品を作るささきもと子さんに「バッグを作ってみない?」と持ちかけたのが3月28日。
何をするにも、思いついてから言葉にするまで、動くまで時間がかかる私。
でもやり始めると、結構ガーッと行くのだ。やるぞ。

出版企画だって、ブルンブルン。やりますわよ。

 高校1年の冬休みの宿題「80枚創作」で書いた、『フィフティーン』を公開することにした。
これも随分前から「やるやる」と言ってそのままになっていた。
実は1年ほど前、原稿の入力作業をするまでは、こんなに酷いとは思っていなかった。
あまりにも恥ずかしい出来だったので、途中で投げ出していた。

最近『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』という映画が公開された。
主演の14歳の少女は、13歳で脚本を書き、15歳で新人賞を受賞したという。

5月13日で上映が終わってしまって未見だが、この映画と『フィフティーン』を比べてみたいと思った。
封印したい過去の作品を晒すという、なかなか人がやりたがらない行為と、自分がどう向き合うのかという好奇心もある。

当時の現国教師の評価は忘れたが、ろくなものではなかっただろう。
一番読まれたら困る人に読まれて、「あれ、オレでしょう?」と言われるバツの悪い思いもした。
今誰に読まれて何と思われようと、あの時ほどのショックはないはず。

図書室から持ち出して以来、誰の目にも触れることのなかった『フィフティーン』。
時間の無駄なので読まない方がいいですが、ごく少数の興味のある方へ、ということで。
2005年05月20日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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