クビ!

 3時間睡眠で駒込駅。クレジットカード会社で電話受付のお仕事。
派遣会社から勤務開始15分前に到着コールをするように言われており、電話をしていたら担当者に「ケータイは禁止です」と注意される。

出欠を取ると男性が一人無断で来ていないことが判明。担当者が派遣会社に連絡。
戻って来て「今、本人から電話がありました。無断欠勤は止めてください」。

初日は研修で、電話の受け答えの説明を聞く。
資料が配られている最中にふあふあ〜っとあくびをしたら「あなた、名前は?」と聞かれ、担当者が派遣会社に連絡。
戻って来て「桜井さん、お帰り下さい。出たら派遣会社に連絡して下さい」。

「はい。失礼します」と言ってトイレに寄って、ビルを出る。10:28。
ありゃ、1時間も経ってない。

派遣会社に電話。
「状況確認ですが、あくびしましたか?」
「しました」
「あー、そうですかー。やはり導入研修は大事ですから、緊張感持ってやってもらわないと」
「そうですね。大変申し訳ありませんでした」
「では、今日は出勤扱いになりますが、明日からのお仕事はキャンセルとなります」

おや、1時間分の時給が出るか否かと思ったら、今日1日は出勤とな。
それはなんだか得したような?……わけない!
この会社から再び仕事を紹介されることは、ないであろう。

参ったね。駄目だね。もう会社勤めは出来ない体になってしまったのか。
校正の仕事を書類ではねられたと言ったら、ギネス君に「だせぇ」と言われた。
電話受けのアルバイトをやると言ったら「ちゃんと仕事してるか、電話かけちゃおう」と言われた。
それが電話も取らないうちにクビって、遥かにダサい!みっともない!カッコワルーイ!

電話の仕事は経験もあるし、評価も悪くなかった。
時給は低いけど、つなぎには都合よく楽チンな仕事だと思っていた。
そう私が舐めてかかっていたのが伝わっていたのだ。
あくびは大脳の働きを活発にするのだよ、などと言っても始まらない。
ああ稼ぐのって面倒臭い。

まあ、他の人たちには緊張感が走って良かったのでは。皆様頑張って。
あの担当者の下でピリピリしながら何日も働かなくて済んだし、良かったわ。
と、強がってみたところで、さて私はどうしよう。

やはり本を、バッグを作るかしら?眠くならない仕事をするしかない。
2005年05月19日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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