『カナルカフェ』,『檸檬屋新宿』,SHR in 大塚『RED-Zone』,『ご近所』Nさん

 3時間睡眠で飯田橋『カナルカフェ』。高校からの友人とお花見ランチ。
11:45の待ち合わせに10分ほど遅刻。でも私が1番に到着。なんと100人ほどの列。
幹事のNさんによれば「お昼の予約は出来ないが、早めに来れば絶対座れる」とお店の人に言われたとか。
騙されたのか、お店の予想も超える事態なのか、1時間待って席に着く。

昨年も同じ店で夜のお花見をしたが、何もかも花に助けられている店だ。

2月にお母様を亡くしたKの話に、4人で泣く。
「Kのお母さんは私たちのこと、相当嫌だったと思うよ」と私。
「でも、ママは最後の手紙に『素晴らしいお友達を持ってKは幸せね』って書いてた」
「そうまとめてくれて良かったけど、あの当時はとんでもない、と思ってたんじゃないかなあ。ラブホテルでパーティーしたりとか」
「『目黒エンペラー』でしょ」と元生徒会長Nさん。
「なんで知ってんの?!」とK。
「有名だったわよ、あなたたち」
「『目黒エンペラー』って何?」と別のクラスだったSちゃん。
「すごいラブホテルがあるって、クラスの皆で見学に行ったの」
「女子高校生だけで、入れてくれたんだ!」
「入れてくれたねえ」
「金のゴンドラに乗って写真撮ったり」
「心配だよねーお母さんは。そんな友達」
笑いながら泣く。

 3時に店を追い出されて、Kと二人で新宿伊勢丹。Kのお買い物に付き合う。

 一人になって、ぶらぶらと時間を潰して、17時半に『檸檬屋新宿』。
住枝さんが大量のばら寿司を作っていた。

隣の席では大手マスコミのジャーナリストたちが私的勉強会をしていて、報道番組キャスターの姿も。
NHK問題などについての議論を傍で聞かせてもらう。
非常に興味深いが、次があって19時前に失礼する。

 大急ぎで駅に着いたら人身事故で山手線がストップ。埼京線で池袋。
タクシーで大塚のライヴハウス『RED-Zone』。

19:20から30分間の冴島奈緒さんのバンドSHRを見に駆けつけるが、聞けたのは最後の2曲のみ。
家からなら10分もかからない場所だったのに。悔しい。

「99.9%が日本人のお客さんの前で英語で歌うのは、私が初めてニューヨークに行った時、言葉はほとんどわからなかったけど、1ヵ月後にはしっかり稼いで、交渉もしていたわ。家も借りた。だから、皆もチャレンジして欲しいって意味がこめられてるのよ。わかる?」
と奈緒さん。かっこいー。

花柄ブラジャーにピンクのひらひらスカートの衣装もとても可愛い。

終了後、バーコーナーで奈緒さんと、奈緒さんのお友達やファンの人たちと一緒にお話。
惚れ惚れと見てしまう。

「真理さんはアート、音楽、ファッション、映画、演劇、ジャーナリズム、いろんな場面に違和感なくはまるけど、一番得意なのは何?」と奈緒さんに聞かれる。
「うーん、何だろう。私は奈緒さんのような才能ないからなあ」
「ジャーナリズムじゃないのかしら?私はそんな感じがするけど」と奈緒さん。

最近人に「仕事は何やってるの?」と聞かれるとかなり困る。
わかりやすいところで「校正」と答えているが、プロの校正者には程遠いし、「もの書き修行中」というのも「何年修行してんだよ」と言われそうだし。
いろんな事をしてるから困るんじゃなくて、何もしてないから困るのが悲しい。
別に堂々としてりゃあいいかとも思うが。

「真理さん、戯曲を書かない?中世フランスのイメージで」と奈緒さん。
ひえー、面白そう!でも全くノーアイデア。うーむ、ジャンヌ・ダルクかな?中世と違うか?

奈緒さんと何か一緒に作れたら、仕事が出来たら、素晴らしいことだ。

 『ご近所』のNさんからライブの後どうするの?とメール。また一問一答かよ。

> 飲む?

と一言だけのメールって、なんなのかね?失礼じゃないか。

「いいですよ。電話下さい」と言ってるのに30分経ってまたメール。

> どこで飲む?

> 朝まで?

って、もう!質問じゃなくて提案をしろよ!と怒鳴りたくなる。が、優しい私は

「何時に終わりそう?メールより早く仕事を終えて電話で相談しましょう」。

しかしもう23時過ぎだが。「飲む?」から1時間経って漸く電話。

「どこで飲む?」とNさん。
「今日はあちこち行って疲れたから、今からだと池袋か大塚ならいいけど」
「そうかあ。朝まで?」
「明日はお昼からお花見だから朝までは困る」
「じゃあ、……また次にしよう」
「はい」
アホクサ!
2005年04月09日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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