『ご近所』Nさん,『夢吟坊』,『三宿WEB』

 二日酔い。吐き気と頭痛。

 『ご近所』のNさんは、仕事で終電と徹夜の日々で

> 自分が真面目人間なら絶対うつになりそうな日々です
>
> ちょっと適当なところが助かってるかも

とのこと。たまにはいいじゃん、と思って

「会社は具合悪いことにして遊ぼうよ!働き過ぎよ」

と言ってみるが

> 無理だなぁ、仕事辞めないと。自分は。

じゃあ来週土曜日の冴島奈緒さんのイベントは?と言っても

> おもしろそう
>
> って、やっぱ不思議なひとだよね

> 性的にはどういう立ち場にいますか?
> 失礼でなければですが。

「ありゃ、両方とも断ってる?奈緒さんのは16日深夜よ。
性的立場?男を愛する女です。きれいな女性も好きですが。」

人の誘いには「多分徹夜仕事」、と曖昧な返答のまま「場所は?」とか「今飲んでるの?」とか「家?」とか「深夜に出掛けるの?」とか細切れ質問メールを寄越すNさん。

「で、来られるの?」と質問に質問で返す私。

> 終電前にならないと分からないなぁ
>
> 最後に分かるから
> いつも
>
> 一人でも行くでしょ?もちろん
>
> 行く人待ち?

ぶち切れる。

「ゴメンナサイ、メールで一問一答を繰り返すのはイライラするから、行けるようなら電話して下さい。質問もまとめて電話でお願いします。」

と言ってしまう。

 お友達『東京スカパラダイスオーケストラ』の川上君と谷中君がDJのイベント『TONGUES』。
23時までと勘違いしていたが23時スタートで、終電で池尻大橋駅。

三宿のクラブ『WEB』は再入場不可だそうで、近くのうどんや『夢吟坊』で腹拵え。
ちゃんとしたうどんの深夜営業は嬉しい。

 『WEB』の入り口に着くと谷中君がいた。
スタッフや一緒にいた雑誌編集者に「高校からの友達」と紹介してくれる。
大学からだけど。まあいいや。
「桜井は俺のパンツ見たからなあ」
「よく覚えてるね!」

中に入ると、川上君が回していた。お客さんは二人のファンが多いのか、8割女性という感じ。
狭いクラブは普通タバコの煙が不快だが、喫煙率も低めで快適。踊ったり飲んだり。

DJを終えた川上君とお話。仕事を3日続けて休んだことはないと言う。すごい。
「学生時代からは考えられないね」。

川上君の選曲はオシャレな感じ。谷中君のDJはまた怪しげで、彼の雰囲気にぴったりの曲ばかり。面白かった。

「今度、友達連れておいでよ」と谷中君。
「今日は振られちゃったのよー」
「そういうこともあるさ。女の子と来れば」
あはは、そうね、谷中君はその方が嬉しいか。

二人ともカッコイイ。二日酔いで辛かったが、一人でも出掛けて良かった。

 4時過ぎ、山手線の始発に間に合うように店を出て歩く。
最後は道玄坂を走ってギリギリ間に合う。
2005年04月08日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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