宮崎学さん,『THE CITY Cafe』,ジャーナリズム講座,『魚がし日本一』,『GUMBO』

 朝寝て午後起きる生活が続いていて、宮崎学さんとの11時の待ち合わせに緊張、9時に起きる。10:58、駅に着く。
喫茶店で本日19:00からの講座の資料を受け取って、少し打ち合わせ。
「懇親会は出られます?」
「出ない。懇親したくない」と宮崎さん。
10分ほどで宮崎さんは帰られ、少しして私が店を出ると、雨。

 新宿駅『THE CITY Cafe』の『ASIAN SPICE』でトムヤムクンラーメンセット。
今まで食べたトムヤムクンの中で、一番不味い。

 池袋に着くと雨は酷くなっている。本屋で本日の課題図書『警察官の犯罪白書』を買って、前に友達と話題になった『負け犬の遠吠え』、『結婚の条件』などを立ち読み。

雨はどんどん激しくなる。一回家に帰って寝ようかな、と思ったが日記を書いていたら出かける時間になる。

 資料が大量なので、18:30に会場に行ってコピーをとるつもりが、18:40。
事務局Yさんに「遅い!」と言われる。既に宮崎さんも到着していた。
慌ててコピーを取り始める。ソート機能が無くスピードものんびりしたコピー機で、1セット31枚の資料は開始時間に間に合わず。

10人ぐらいと聞いていた参加人数だが、20人近くいただろうか。席も資料も足りなくなる。
私とYさんは資料作りをしながら話を聞く。なんたる段取りの悪さ。

本日のテーマ「メディアと警察犯罪」に対する宮崎さんの見方は非常に絶望的で、「権力に刃向うメディアは無く、警察は捜査費を減らそうが、システムを変えようが良くなることはありえない」が、「徹底的に暴いて、後は野となれ山となれ」。素敵だ。

終了後、Yさんからも「懇親会は?」と聞かれた宮崎さんは「懇親したくないんで」と言ってお帰りになる。

 電脳キツネ目組の組員数人で『魚がし日本一』。
私が喧嘩したHについて話していたら、なんとHが来店。首をすくめる私。

ラストオーダの時間になって、Hのグループは帰る、と思ったらHだけが私たちの席に座って話し始める。
男に優しい私は「ほら、こちらが、H君が『キツネ目組は暴力を辞さない集団だ』って言った時に『暴力を辞さない、じゃなくてキツネ目組はもともと暴力的な集団なんだ。Hを呼べ』って言った方よ。今日は丁度良かったわね」と紹介してあげる。
「桜井とは大喧嘩したんですよねー。あははー」などと言っているH。

「今日の宮崎さんの話はどうなのかな。後は野となれ山となれって、僕はそれじゃあいけないと思うんだけど」と皆に問い掛けるH。
「じゃあ、君が責任持ってやりたまえ」と私。
「いや、僕はダメ。僕はできない。桜井さんやって」。
ああもう。

先日の宮崎さんの講演会でも「清く正しく美しく」の胡散臭さとか、「清く正しく美しく」を掲げている組織の矛盾や腐敗がこれでもかと語られた後の2次会で、福祉活動をしているという女性が「自分は正しいことをやっていると思うので、これからも続けたい」と自己紹介。
この人は議論を挑発しているのか?話を聞いてなかったのか?全く理解していないのか?
と疑問に思ったが、その人には興味無いので話し掛けなかった。

Hはお蔵入りしているジャーナリズム講座本を自分が売り込んで出版する、と言っておきながら2ヶ月間何もしていないらしい。
戦後史本の企画だって、原稿をほっぽりっぱなし。「戦後史は別で研究してるんだよね」。
なめとんのか。私はHが何を学んでいるかなんて聞いてない。
自分が「やる」と言った仕事を、やる気があんのか、って話だよ。

次年度のジャーナリズム講座はライターズスクールになって、私とHはスタッフをやることになっているのだが、やめた方がいいかもしれない。何かが伝染りそう。

 そんなこんなの話がしたくてAさんを誘ってもう一軒。
後楽園から神保町まで、寒い中店を探して歩き、お腹が壊れる。
『GUMBO』に着いてトイレにこもる。

一杯飲んだら24:30。「帰らなくちゃ」と神保町駅に向かってしまい失敗。
地下鉄はもう終わっている。水道橋駅に引き返す。今日は相当歩き回った。

24:45の最終電車になんとか間に合う。乗り換え時間ギリギリのはずの山手線は10分遅れ、
寒いホームで待たされる。

 帰ったらドラマ『ビューティフルライフ』の再放送をやっていて、見てしまう。
続いてイギリスっぽい映画を途中から見る。
『ことの終わり』という映画だと、番組が終わってから知る。面白かった。
『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督ってことで、成る程。
2004年03月18日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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